みなさんは、焼肉屋でごはんを食べますか?
焼肉屋でごはんを食べたくなりメニューを見ると、「ごはん1000円」と書いてあるではないですか。
さて、あなたならどうしますか?
ある電気メーカーのAさんは、どんなごはんが出てくるのだろうと注文し食べたところ、そのおいしさにびっくりしたそうです。
そして、厨房に潜入し炊き方を見せてもらうと、なんと炭でできたお釜でごはんを炊いていたのです。
さらに、そのお釜を作った会社を教えてもらうと、工場まで訪れたというのです。
すごい行動力ですね。
実は今日、日経MJ5周年記念セミナー「ヒットを生むマーケティングの力」に参加し、資生堂「TSUBAKI」、三菱電機「本炭釜」、セブン銀行のマーケティングを勉強してきました。この中で、三菱電機のセミナーが大変参考になったので、ご紹介したいと思います。
炊飯器の釜は通常ステンレスですが、三菱電機の「本炭釜」は99.9%炭でできており、ひとつひとつ職人が炭のかたまりを削りながら形を整えるため1日に50個しか作れないそうです。
炭の釜は熱伝導率は非常に良く、お米全体を芯まで一気に加熱するからおいしくなるといいます。
そのため販売価格も10万円という高価格。今までの平均単価の5倍です。
高くてもおいしいごはんを食べたいという50代をターゲットとし、「あなただけの為に作りました」と本質へのこだわりを見事にマーケティングで成功させたのです。
いっさいテレビでCMをしていないのであまり知られていませんが、販売開始後6ヶ月で1万台を売り、予想以上のヒット商品になっているようです。当然、今は予約販売とのこと。
今日の話を聞き、以前読んだマーケティングの本『「せまく」売れ!「高く」売れ!「価値」で売れ!』(藤村正宏著)を思い出しました。
三菱電機では、「ホスピタリティ優先の開発」と言っており、「お客様に対するおもてなしの心」という精神で、「売れる商品」から「売る商品」を開発していると、独自化戦略を熱く語ってくれました。
みなさんのマーケティングの参考になればうれしいです。
ちなみに、1000円のごはんを出す焼肉屋は「京都肉の一寸法師」(大阪、高槻)です。一度、ごはんを食べに焼肉屋に行ってみませんか。

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