昨日は経済産業省と流通システム開発センター主催の「平成19年度 流通システム標準化事業 成果報告会」が、東京・大手町の経団連ホールで開催されました。
約400名収容できる会場はほぼ満員でした。かなり多くの方が関心を示されているということでしょう。
はじめに、経済産業省の流通・物流政策室の浅利さんが、「企業間の競争は”共通のインフラ”の上でおこないいましょう」と、あいさつの中で強調されていました。
つまり、もう企業間のネットワークでお互いに競争するのではなく、共通のインフラ=流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)を業界全体で使いましょう、ということです。
そのあと下記の標準化事業の報告がありました。
1.商品マスタデータ同期化
2.流通BMSの今年度のバージョンアップ内容
3.流通BMSの共同実証参加企業によるパネルディスカッション
4.百貨店業界における次世代標準EDIメッセージ
5.チェーンドラッグストア業界の標準化検討状況
6.標準の維持管理組織、ラベルの標準化 など
パネルディスカッションでは、共同実証に参加した企業(イオン、CGCジャパン、花王カスタマーマーケティング、アツギ)の生の声を聞くことができ、大変参考になりました。
実際に一部の取引先との流通BMSを始めてみると、次の点に苦労されたそうです。
・現行仕様と流通BMSのメッセージ項目のマッピング調整
・新しい技術や用語
・証明書の取得(そして今後の更新)
・社内調整(新しいEDIへの切り替えの理解)
・取引先とのネットワークの接続がうまくいかない
・取引先への理解、説明会の開催
こういった苦労はあったものの、実施後の効果はかなり高いとうことを皆さんがおっしゃっていました。
そして今後の普及のため、小売業の個別仕様は一切押し付けない、徹底して標準化を進め、自社に合わない点は運用でカバーするという個別企業の努力に加え、常に標準を維持管理する組織も作るということでした。
平成20年度においては、現在の標準メッセージを「基本形 v1.1」とし、アパレル特有の値札データの追加などのメンテナンスをおこないます。
また百貨店、生鮮、チェーンドラッグなど、対象業種を徐々に増やすなどの報告があり、いよいよ流通BMSも普及期を迎えたという実感でした。
●この報告会は、明日2月22日に大阪でも開催されます。
http://www.dsri.jp/scmpjt/h_19/business_seminar.html
また、3月にはWebサイトからも資料のダウンロードができる予定です。
●【流通業・製造業向けセミナー】業界EDIの最新動向とこれから(セミナー)
https://www.usknet.com/seminar/dsp.php?id=256
●「流通BMSとは?」
http://www.usknet.com/original_soft/eos/bms1.htm#01

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