これからの物流は品質と環境を重視

| | コメント(2) | トラックバック(0)
3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)という言葉が定着してしばらく経ちますが、その選定基準が変化してきたように感じます。

荷主企業が物流業務を3PLに委託する際、これまではコスト削減を最優先で選定していましたが、最近は少しずつ環境配慮の対応や品質も重視しいるようです。


先月、国土交通省が発表した「環境配慮型3PLに関する調査」によると、荷主企業のこれから5年先の物流会社の選定基準は、

「環境対策への取り組みが進んでいること」32.7%
「物流業務や作業の品質が高いこと」31.1% 
「物流コストが安いこと」26.3%

とあり、コストより環境や品質を重視しています。

しかし、選定基準は「従来と変わらない」と回答した企業が最も多く(47.4%)、その内訳では「物流コストが安いこと」を1位にあげる企業が最も多い結果となっています。

ただ、物流企業は「配送ルートの効率化による環境負荷軽減」や「倉庫や物流センターの配置の見直しや統廃合による環境負荷軽減」を行い、環境への配慮に取り組みだしています。

また、一部では荷主企業が物流業務の委託をやめ、自社物流に切り替えるところも出てきていると聞きます。物流の品質を維持・向上させるにはやはり自社で行うしかないという判断のようです。


これから「選ばれる物流企業」になるためには、コスト、品質、環境への配慮のバランスが求められます。

この調査資料にも、「環境配慮型3PL」は、荷主企業の物流全体を包括的に捉え、物流効率化(コスト削減)と環境負荷軽減を同時に提案、実現させることを目指すものである、とあります。


コスト削減と物流品質を高める「検品支援名人」、コスト削減と環境に配慮した「運賃管理名人」の活躍の場が広がるのではないかと、少し期待したりしています。


トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: これからの物流は品質と環境を重視

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.usknet.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/226

コメント(2)

そうですね。
これからは「環境」はビジネスと切っても切れない関係になっていくと思います。
「環境」は「ビジネスチャンス」であり、一方では「制約条件(リスク)」にもなりえるものです。

「環境配慮型3PLに関する調査」、先日から勉強を始めて何度も読み返していますが、結構難しいですね。

いずれにしても「環境」と「物流」は大変相性がよく、「環境対策」をすると「物流コスト削減」につながるということを、アピールするチャンスだと思います。

成沢 拓也 様
コメントありがとうございます。

「環境配慮型3PLに関する調査」はかなりボリュームのある資料ですので、確かに理解するには難しいものですね。

環境対策はコストのかかることですが、うまくビジネスチャンスに生かせればと思います。

引き続き注目していきましょう。

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。

自己紹介

【所属】ユーザックシステム株式会社
【役職】取締役
オリジナルソフト事業部長
【誕生】1962年 in 京都
【出身】大阪府豊中市
【趣味】登山、マラソン、ゴルフ、テニス
- - - - - - - - - - - - - - -
【経歴】
1985年
ユーザックシステム入社
システム営業部配属
1986年
伝発名人を担当
(製造業/アパレル業)
2003年
名人シリーズの
パートナー営業部長を経て
役員に就任
2005年01月
東京本社勤務に
- - - - - - - - - - - - - - -
【備考】
スポーツ用品情報システム研究会賛助会員

Feeds

LINK