現在売上が31か月連続の前年同月比のマイナスとなっている百貨店。高級品を扱うというイメージが強い中、ユニクロを誘致する百貨店も現れました。顧客ニーズの変化に対応するひとつの対策ですが、果たしてその効果はいかに。
一方、1本2万円以上、高いものは18万円もする高級ジーンズが人気を集めている会社が岡山にあります。世界中のファンとのコミュニケーションを大切にし、素材や生産工程などのこだわりを消費者に直接伝えています。これがブランドの価値ということでしょうか。
ジーンズといえば世界的に有名なのがリーバイス。やはり日本では低価格品におされ、ブランド価値を維持するのが難しくなっているといいます。
先日、当社のセミナーにリーバイスの情報システム部長をお招きし、ブランド維持における情報システムの役割についての講演をしていただきました。
以前は「出荷=店頭での販売」に近かったので、販売実績がとらえやすかったのですが、今は出荷しても店頭での在庫が膨らみ、それが値引き販売の原因にもなっているとのこと。
需要と供給のバランスをとることがブランドの維持には欠かせません。店頭での販売実績をいかにしてとらえるかが情報システムの大きな課題でした。
しかしスーパーのようにPOSレジを百貨店の狭い売り場に設置することはできません。そこでリーバイスが採用したのはバーコードリーダーが内蔵された携帯電話。
ハンディターミナルより低価格で通信機能もあり、店頭での販売実績を本部でタイムリーに把握することが可能となりました。また、携帯のカメラやメールを活用し、売場づくりのための情報交換も店舗間で活発になってきたそうです。
いかに消費者との距離を縮めることができるかが、ブランドを維持し、ファンを増やす大切なポイントであると改めて感じました。

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