
バーコードがJIS化された1978年、POSレジが普及するきっかけともなります。今ではスーパーにあるどの商品もバーコードがついていますが、当時はまだ一部の商品しかバーコードがついていなかったのではないかと想像します。
POSレジで売上管理をする大きなメリットは、小売業における売れ筋、死筋の把握。限られた売り場を効率的に運営できます。また、売れたモノだけを発注することができることは言うまでもありません。オンラインによる発注システム(EOS)の普及とともにこのしくみが定着し、現在でも利用されています。
POSのデータはメーカーにとっても大いに役立ちます。
ひとつは小売と契約した販売リベートの計算が正確かつ迅速に行えること。さらに店頭での販売実績がメーカーでもつかむことができ、需要予測や新商品開発にも役立ちます。POSデータを分析すると、いつ・どこで・何が・いくつ・いくらで売れたかがわかるのです。
こういったしくみを支えているのがPOSデータの提供サービス。小売り自ら取引先に販売することもあれば、データを提供する専門のサービス会社もあります。このデータは自社製品だけでなく他社製品のデータも購入することができるため、市場価格の変動に敏感なメーカーは大いに役立ちます。
クリネックスやスコッティなどでおなじみの日本製紙クレシアさんもPOSデータをマーケティングに活用されている企業の1社です。特にティシュ―やトイレットペーパーは価格や陳列場所で売上が大きく変わります。自社商品だけでなく競合商品の販売動向は日々のチェックが欠かせません。
ところが、このPOSデータの入手は意外と困難なのです。購入するコストもさることながら、データをダウンロードする作業そのものがきわめて大変。サービス提供元のWebサイトにアクセス・ログインし、小売毎に必要なデータを選択・ダウンロードしなければなりません。その作業がすべて人の手によるブラウザ操作となるわけです。
日本製紙クレシアさまでは現在約25社分のデータ提供を受けており、毎日かなり多くの時間を要していました。データの入手が滞ると、データ分析が正確に行えず、タイムリーな意思決定ができないなどの問題もあったといいます。
そこでPOSデータのダウンロードからデータ分析システムへの連携までを自動化するシステムを構築されました。一連の流れは、Webサイトの自動巡回、ログイン、データの選択及びダウンロード。人の判断を必要としない業務はできるだけ自動化し、データ分析や意思決定などにできるだけ人の能力を生かしたい。そんな思いでこのシステム構築に取り組まれたのではないでしょうか。
当システムの構築にあたっては、ブラウザ操作自動化ソフト「Autoブラウザ名人」を活用されました。一つひとつの操作を自動化するプログラムは自社開発も可能でしたが、パッケージソフトを導入しようと判断されました。その理由を次のように話しておられます。
「(自社開発を行うと)開発後の保証が困難な点があります。もし、開発者がいなくなったらどうなるのか?その時、誰もシステムのメンテナンスができないようでは困ります。最悪、システムが止まってしまうかもしれません。確かに、自社開発をすれば立ち上がりのコストは抑えられるかもしれませが、継続性の保証がないのであれば意味をなしません。もっとも重要な点は、事業が継続できるかどうかではないかと考えています」
日本製紙クレシアさまは、メールによる受注業務及び納期確定データのメール送信という自動化の困難な業務も自動化されました。これら内容は下記サイトに詳しくご紹介しています。
ユーザックシステム株式会社「導入事例:日本製紙クレシアさま」
http://www.usknet.com/jirei/crecia/index.htm
<関連情報>
ブラウザ操作自動化ソフト「Autoブラウザ名人」
http://www.usknet.com/original_soft/webedi/index.htm
メール業務自動化ソフト「Autoメール名人」
http://www.usknet.com/original_soft/automail/index.htm



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