稲盛塾長の講話より
《 自らの道は自ら切りひらく 》
私たちの将来は誰が保証してくれるものでもありません。たとえいま、会社の業績がすばらしいものであったとしても、現在の姿は過去の努力の結果であって、将来がどうなるかは誰にも予測できないのです。
将来にわたってすばらしい会社にしていくためには、私たち一人ひとりが、それぞれの持ち場、立場で自分たちの果たすべき役割を精一杯やり遂げていくことしかありません。
誰かがやってくれるだろうという考え方で人に頼ったり、人にしてもらうことを期待するのではなく、まず自分自身の果たすべき役割を認識し、自ら努力をしてやり遂げるという姿勢を持たなければなりません。
中小企業の経営をやっていれば、これは皆さん、誰しも思っておられることだと思いますが、自らの道は自ら切り開いていかなきゃ、誰も助けてくれはせんというのは、もうご承知の通りです。
勇気や闘争心については、そこまで思っていなかったという人もおられるかもしれませんが、誰も助けてはくれないのです。中小企業の自分の会社は自分で守ら なきゃならないということは、みんな知っています。ですから、これは皆さんに向けて言ったのではありません。皆さんの次にいる幹部の人達に必要だから、 言っているわけです。雇われの連中に、これを自覚させなければならないんです。
皆さんはオーナーですから、皆さんは元々持っています。ところが、専務、副社長、常務、取締役、部長、課長らは、こういうことは思っていないんです。彼らはサラリーマンなものですから、社長が何とかしてくれるだろうと思っているからです。
独立自尊の精神、つまり、自分のことは自分でしなきゃいかん、自分の食い扶持は自分で稼がなきゃならん。サラリーマンの世界でうまくいっていない会社は、 自分の食い扶持も手当てできていない社員が、つまり、寄りかかっている社員がいっぱいおるからうまくいっていないんです。自分の食い扶持を自分で稼ぐ、自 分の食い扶持を自分で稼ぐどころか、上納金を会社に納めてくれるという社員が多くいれば、この会社は非常にうまくいきます。
私どもの会社ではアメーバ経営といって、小さな組織に分け、それぞれ責任を持って経営をしてもらっていますが、働いても働かんでも、給料は変わらず、ボーナスもあまり変わりません。
ウチの会社は、よく頑張ったからといってボーナスをバーンと出したり、ダメだからとボーナスをガーンと減らすようなことはしていません。それは、あまりそういうことをしたのでは、人間、心がささくれ立ってしまって、人心がギスギスしてしまうからです。
そういう人間の心がささくれ立っていくようなことはしていませんから、頑張った人も、あまり頑張らなかった人も、そう差は出ないのです。
ところが、真面目に一生懸命に頑張っても一緒、頑張らんでも一緒、うまくサボっても一緒となりますと、そう思う人がどうしても増えてしまうわけです。そう いう人達に、自分達が経営者と同じように、オーナー経営者と同じように、自らの道は自分で切り開くんだ、自分の食い扶持は自分で稼ぐんだ、いや、自分の食 い扶持を自分で稼ぐだけでなく、自分の給料以上のものを稼いで、それを会社という集団のために貢献するんだという。ですから私どもの会社では、たとえば営 業第1課、製造第1課、第2課、それぞれ小分けにして、そこで独立採算で運用してきました。ですがそのなかで、いくらの利益が出たということを言えば、あ まりにもドギツイものですから、1時間当たりどのくらい付加価値を作ったのかという「時間当たり」という指標を使って
います。
現在、た とえば1時間当たりの給料分を3000円としたときに、1時間5000円の付加価値を出した。3000円は皆さんの給料としてもらうべきものですから、残 りの2000円は会社に貢献したことになります。そして、それだけの貢献をしたということで、そのチームは賞賛され、表彰されるという。つまり、自分達の 給料分を遙か超えるものを稼ぎ出してくれた、集団のために貢献してくれたということで、その人達を賞賛する、褒め称えるわけです。
自らの道は自 ら切り開くんだということは、皆さんはご承知ですけれども、幹部社員、また社員の一人ひとりにまで、こういう気持ちを持ってもらうようにしなければなりま せん。オーナーと、経営者と同じような気持ちに従業員の考え方を変えていくということは非常に大事です。もし、従業員のすべてを経営者と同じような考え方 に変えることができれば、これはもう最高に強い会社です。
私はそれ故そういう点に心血を注いできました。つまり、自分ひとりが会社を背負って立つのではなしに、従業員の人達が私と同じくらいの気持ちでもって会社を支えてくれるような気持ちになるよう常に対話をし、そういう状態にしていきました。
《 自らの道は自ら切りひらく 》
私たちの将来は誰が保証してくれるものでもありません。たとえいま、会社の業績がすばらしいものであったとしても、現在の姿は過去の努力の結果であって、将来がどうなるかは誰にも予測できないのです。
将来にわたってすばらしい会社にしていくためには、私たち一人ひとりが、それぞれの持ち場、立場で自分たちの果たすべき役割を精一杯やり遂げていくことしかありません。
誰かがやってくれるだろうという考え方で人に頼ったり、人にしてもらうことを期待するのではなく、まず自分自身の果たすべき役割を認識し、自ら努力をしてやり遂げるという姿勢を持たなければなりません。
中小企業の経営をやっていれば、これは皆さん、誰しも思っておられることだと思いますが、自らの道は自ら切り開いていかなきゃ、誰も助けてくれはせんというのは、もうご承知の通りです。
勇気や闘争心については、そこまで思っていなかったという人もおられるかもしれませんが、誰も助けてはくれないのです。中小企業の自分の会社は自分で守ら なきゃならないということは、みんな知っています。ですから、これは皆さんに向けて言ったのではありません。皆さんの次にいる幹部の人達に必要だから、 言っているわけです。雇われの連中に、これを自覚させなければならないんです。
皆さんはオーナーですから、皆さんは元々持っています。ところが、専務、副社長、常務、取締役、部長、課長らは、こういうことは思っていないんです。彼らはサラリーマンなものですから、社長が何とかしてくれるだろうと思っているからです。
独立自尊の精神、つまり、自分のことは自分でしなきゃいかん、自分の食い扶持は自分で稼がなきゃならん。サラリーマンの世界でうまくいっていない会社は、 自分の食い扶持も手当てできていない社員が、つまり、寄りかかっている社員がいっぱいおるからうまくいっていないんです。自分の食い扶持を自分で稼ぐ、自 分の食い扶持を自分で稼ぐどころか、上納金を会社に納めてくれるという社員が多くいれば、この会社は非常にうまくいきます。
私どもの会社ではアメーバ経営といって、小さな組織に分け、それぞれ責任を持って経営をしてもらっていますが、働いても働かんでも、給料は変わらず、ボーナスもあまり変わりません。
ウチの会社は、よく頑張ったからといってボーナスをバーンと出したり、ダメだからとボーナスをガーンと減らすようなことはしていません。それは、あまりそういうことをしたのでは、人間、心がささくれ立ってしまって、人心がギスギスしてしまうからです。
そういう人間の心がささくれ立っていくようなことはしていませんから、頑張った人も、あまり頑張らなかった人も、そう差は出ないのです。
ところが、真面目に一生懸命に頑張っても一緒、頑張らんでも一緒、うまくサボっても一緒となりますと、そう思う人がどうしても増えてしまうわけです。そう いう人達に、自分達が経営者と同じように、オーナー経営者と同じように、自らの道は自分で切り開くんだ、自分の食い扶持は自分で稼ぐんだ、いや、自分の食 い扶持を自分で稼ぐだけでなく、自分の給料以上のものを稼いで、それを会社という集団のために貢献するんだという。ですから私どもの会社では、たとえば営 業第1課、製造第1課、第2課、それぞれ小分けにして、そこで独立採算で運用してきました。ですがそのなかで、いくらの利益が出たということを言えば、あ まりにもドギツイものですから、1時間当たりどのくらい付加価値を作ったのかという「時間当たり」という指標を使って
います。
現在、た とえば1時間当たりの給料分を3000円としたときに、1時間5000円の付加価値を出した。3000円は皆さんの給料としてもらうべきものですから、残 りの2000円は会社に貢献したことになります。そして、それだけの貢献をしたということで、そのチームは賞賛され、表彰されるという。つまり、自分達の 給料分を遙か超えるものを稼ぎ出してくれた、集団のために貢献してくれたということで、その人達を賞賛する、褒め称えるわけです。
自らの道は自 ら切り開くんだということは、皆さんはご承知ですけれども、幹部社員、また社員の一人ひとりにまで、こういう気持ちを持ってもらうようにしなければなりま せん。オーナーと、経営者と同じような気持ちに従業員の考え方を変えていくということは非常に大事です。もし、従業員のすべてを経営者と同じような考え方 に変えることができれば、これはもう最高に強い会社です。
私はそれ故そういう点に心血を注いできました。つまり、自分ひとりが会社を背負って立つのではなしに、従業員の人達が私と同じくらいの気持ちでもって会社を支えてくれるような気持ちになるよう常に対話をし、そういう状態にしていきました。

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