稲盛塾長の講話です。
まず売値ありき
値決めの普遍的な原理として「お客様が喜んで買ってくれる一番高い値段、それが値 決め」と申し上げましたが、ではその値段で売ったからといって経営がうまくいくのかというと、そうとは限りません。その値段で売ったけれども利益が出ない ケースがあります。問題は、その売値の中からどのように利益を出すかということです。
これが製造メーカーの場合、製造側のコストダウン がどのくらいできるかにかかってきます。営業がただ単に安い値段を出して注文を取ってきたのでは、製造がどんな苦労をしても利益は出ないかもしれません。 ですから、なるべく高い売値で注文を取ってもらわなければならないのですが、その売値の中から、どのくらい利益が出るかは製造側の責任において努力しなけ ればならないのです。
モノを作る場合、その原価を基準にして、原価+利益で売価を決める方法が一般的に行なわれています。原価がいくらかかったので、それに利益を上乗せて売価を決めるということは、資本主義社会では正しいと言われていることです。
ただし、今ここで言っていますのは、実学の中なかでも書いているとおり、売価還元方式で原価を求めるという方法です。つまり、売値が先にありきなのです。 原価に対して、利益がいくら必要というので、単なる原価+利益が通用するマーケットならいいのですが、これだけ競争が激しい市場の場合、そんな呑気なこと は言っていられません。売値が先に決まって、それに合うような原価で作れるか作れないかということが勝負になってくるのです。これが現在の市場経済の原理 になっているにも関わらず、資本主義社会における会計学では全部原価主義になっており、大企業でも全部原価主義です。ところが原価+利益では売れなくなっ てきている為、値段を下げて売る。すると利益がふっ飛んで赤字になってしまうのです。
現在の経済の資本主義社会のなかでは、「まず売値あり」なのです。売値があって、その売値に合わせるように、如何にして原価を引き下げるかということこそ、現在の経営でなければならないのです。
ところがその売値も、安くすれば売れますが、下げすぎたのでは、いくら苦労しても利益は出ないかもしれない。ですから、売値は市場に通る値段の最高の値段でなければならない。ここに非常に重要なポイントがあるのです。
まず売値ありき
値決めの普遍的な原理として「お客様が喜んで買ってくれる一番高い値段、それが値 決め」と申し上げましたが、ではその値段で売ったからといって経営がうまくいくのかというと、そうとは限りません。その値段で売ったけれども利益が出ない ケースがあります。問題は、その売値の中からどのように利益を出すかということです。
これが製造メーカーの場合、製造側のコストダウン がどのくらいできるかにかかってきます。営業がただ単に安い値段を出して注文を取ってきたのでは、製造がどんな苦労をしても利益は出ないかもしれません。 ですから、なるべく高い売値で注文を取ってもらわなければならないのですが、その売値の中から、どのくらい利益が出るかは製造側の責任において努力しなけ ればならないのです。
モノを作る場合、その原価を基準にして、原価+利益で売価を決める方法が一般的に行なわれています。原価がいくらかかったので、それに利益を上乗せて売価を決めるということは、資本主義社会では正しいと言われていることです。
ただし、今ここで言っていますのは、実学の中なかでも書いているとおり、売価還元方式で原価を求めるという方法です。つまり、売値が先にありきなのです。 原価に対して、利益がいくら必要というので、単なる原価+利益が通用するマーケットならいいのですが、これだけ競争が激しい市場の場合、そんな呑気なこと は言っていられません。売値が先に決まって、それに合うような原価で作れるか作れないかということが勝負になってくるのです。これが現在の市場経済の原理 になっているにも関わらず、資本主義社会における会計学では全部原価主義になっており、大企業でも全部原価主義です。ところが原価+利益では売れなくなっ てきている為、値段を下げて売る。すると利益がふっ飛んで赤字になってしまうのです。
現在の経済の資本主義社会のなかでは、「まず売値あり」なのです。売値があって、その売値に合わせるように、如何にして原価を引き下げるかということこそ、現在の経営でなければならないのです。
ところがその売値も、安くすれば売れますが、下げすぎたのでは、いくら苦労しても利益は出ないかもしれない。ですから、売値は市場に通る値段の最高の値段でなければならない。ここに非常に重要なポイントがあるのです。

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