2009年1月アーカイブ

世代を超えた恩返し

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 会社の先輩の葬儀に参列したN氏は、「自分が駆け出しの頃、この先輩が厳しく接してくれたことが、今の財産になったのだな」と当時を振り返りました。

 N氏は新人時代、その先輩から挨拶の仕方、作業の段取り、宴席でのお酒の注ぎ方まで、細かく指導されました。叱責を受けた後などは、「もう顔を合わせたくない。明日は出社したくない」と落ち込み、思い悩んだこともありました。

 数年後、N氏が若手を指導する時期が来ました。しかし、「彼らに嫌われたくない」という思いから、注意を躊躇【ちゅうちょ】することが何度となくありました。

 「それでも先輩は、自分のために厳しく接してくれたのだ」と当時の指導のありがたさを実感してきた矢先に、先輩の訃報が届いたのです。

 通常の恩返しは、恩人本人に返すことを指しますが、上司・先輩からの恩を後進に施【ほどこ】すのは、「世代を超えた恩返し」と言えるかもしれません。

 「先輩が自分にしてくれたことを後輩に実践しよう」と決意を新たにしたN氏は、時には鬼となり、カミナリを落としながら、その成長を見守っています。


前田 今日の心がけ◆受けた恩を返します
 


★このお話のエピソード
この話は大阪中央区倫理法人会 中田会長が地方の倫理法人会の講演でお話した
内容を元に書かれています。(職場の教養は、60人ぐらいの倫理研究所のインストラクター
の方々で寄稿されているとのことを教えてもらいました。)

中田会長が、俺の話に似ていることがでているなと思ってたら、実は中田会長のお話だった
ということ。

そしてこの1月9日は中田会長の誕生日であること。

偶然といえば、偶然ですが。こんな不思議なことってあるのですね!!
何か運命的な物のを感じます。
 
 中田会長は同業者の若い人材にも、自分のノウハウをどんどん教えていってあげるそうです。
それが自分を育ててくれた方々にも、恩返しになるとのこと。
器量の大きな経営者だとお話しを聞き、感心しました。

挨拶を続けます!

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小さな決心で大きな成果

 ブラジルで縫製工場を経営する日系二世のSさん。かつて日本に出張した際、上司・部下の区別なく朝の挨拶を交わしている光景に出合い、とても爽やかな気持ちになりました。

 ブラジルでは、経営者が従業員に向かって挨拶することは、ほとんどありません。そこでSさんは、〈これはひとつ、やってみようか〉と決心し、その日から門の前に立って挨拶を始めたのです。

 それまで従業員は、少しでも条件のよい会社があると、ようやく仕事を覚えたところであっても、躊躇なく移っていくことが日常茶飯事だったそうです。

 Sさんが挨拶を始めてから、すでに二年が経過します。現在では辞めていく従業員が一人もいなくなり、業績も大きく伸びているとのことです。

 「雨が降ったら挨拶は休み」という軽い気持ちで始めたSさんでしたが、従業員の出社時間には一度も雨が降らないという幸運にも助けられ、挨拶は一日も欠かしていないと笑います。Sさんの強固な姿勢を、私たちも逆輸入したいものです。


今日の心がけ◆挨拶を続けましょう
 

受けた恩は返します

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世代を超えた恩返し

 会社の先輩の葬儀に参列したN氏は、「自分が駆け出しの頃、この先輩が厳しく接してくれたことが、今の財産になったのだな」と当時を振り返りました。

 N氏は新人時代、その先輩から挨拶の仕方、作業の段取り、宴席でのお酒の注ぎ方まで、細かく指導されました。叱責を受けた後などは、「もう顔を合わせたくない。明日は出社したくない」と落ち込み、思い悩んだこともありました。

 数年後、N氏が若手を指導する時期が来ました。しかし、「彼らに嫌われたくない」という思いから、注意を躊躇【ちゅうちょ】することが何度となくありました。

 「それでも先輩は、自分のために厳しく接してくれたのだ」と当時の指導のありがたさを実感してきた矢先に、先輩の訃報が届いたのです。

 通常の恩返しは、恩人本人に返すことを指しますが、上司・先輩からの恩を後進に施【ほどこ】すのは、「世代を超えた恩返し」と言えるかもしれません。

 「先輩が自分にしてくれたことを後輩に実践しよう」と決意を新たにしたN氏は、時には鬼となり、カミナリを落としながら、その成長を見守っています。


今日の心がけ◆受けた恩を返しましょう
  
第一印象

 K氏は、初めて訪れた駅でタクシーに乗りました。そして「近くですみませんが、ホテルまでお願いします」と、ていねいに運転手に行き先を告げました。

 ところが返ってきたのは、「ついてないなあ。駅で長時間待っても、近くばかりで」という投げやりな言葉でした。その途端、K氏が抱くその街の印象までもが色褪【あ】せてしまったのです。

 初めて訪問する会社、初めての旅行先などの印象は、かかわる人の第一印象が大きいものです。最初に心に焼きついた印象を覆【くつがえ】すのは、容易ではありません。

 全日空ビジネスマナー講座によると、「好印象を与える第一印象のポイント」は「視覚から87パーセント、聴覚から7パーセント」で決定されるそうです。 

 次の4つのポイントを意識することで、印象が断然変わるといいます。1.良い笑顔(表情)とアイコンタクト、2.TPOをわきまえた清潔感の感じられる身だしなみ、3.てきぱきとした立ち居振舞い、4.はきはきとした明るい話し方、です。

 好印象を与えられるように、自身を再点検してみてはいかがでしょう。



今日の心がけ◆好印象を与えられる努力をしましょう
  
信頼される会社

 建築関係の事業を営むY氏のもとに、思いがけない電話がありました。氏の会社の事業エリアから離れた地域で、数年前に取引きをしたお客様からでした。

 話を聞いてみると、競合する建築会社がその顧客の会社を訪問して営業攻勢をかけた際、「その売り込み話の中で、おたくが倒産したと聞いた」と言うのです。

 Y氏が「おかげさまで事業は堅調に推移しています。御社は最近いかがですか」と尋ねたことをきっかけに、新たな商談が持ち上がったのです。

 お客様は「聞いた時には、まさかと思ったよ。技術もあるけど、約束はきっちりと守ってくれるし、社員みなさんの挨拶が気持ちよかったもの」と言いました。

 ライバル会社の営業攻勢の中で、誤った情報が伝えられるのは困りものですが、たとえマイナスの情報を聞いても「あの会社はそんなことはない」と信頼を寄せてくれる顧客の存在は、仕事における醍醐味【だいごみ】の一つでしょう。

 お客様の言葉に、〈これからも当たり前のことを当たり前に実践しよう。信頼され、期待に応えられる仕事をしていこう〉と改めて襟【えり】を正したY氏でした。


今日の心がけ◆信頼される会社づくりを目指しましょう
  
橙を味わう

 お正月のしめ飾りや鏡餅のお飾りに「橙」は欠かせません。

 橙はインドからヒマラヤにかけてが原産で、日本には古い時代に中国から渡来しました。夏の初めに白い花が咲き、秋には緑色の実を結びます。そして冬になると橙色に熟します。色の名前の「橙色」は、この冬の実の色からきています。

 しかし、この実を採らずにそのままにしておくと、木から落ちることなく2~3年は枝に付いています。そればかりでなく、橙色だった実が翌年にはまた緑色に戻ってしまいます。

 そして冬になると、今年の新しい実と、1年前の実、2年前、3年前の実とが一緒に色づきます。世代の違う実が一本の木に同時に熟すことから、「代々」と 呼ばれたのです。自分一代だけの成功を望むのではなく、祖父母や両親、子供、孫たちみんなの幸せを願う象徴として、橙は日本人に愛されてきました。

 橙は、皮はマーマレード、果汁はポン酢の原料になって、醤油に絞るだけでポン酢もできます。正月気分を味わいつつ、橙を味わうのもよいものです。


今日の心がけ◆家族代々の幸せを願いましょう
  
知ったかぶり

 Yさんが、取引き先の男性と商談をしている中で、本の話題となりました。

 男性は読書を趣味にしているため、本に精通j【せいつう】しており、多くの作家や作品の名がポンポンと出てきます。ところが、Yさんは読書が苦手で普段本を読まないため、それらの作家や作品の名を、ほとんど知りませんでした。

 しかし自分の無知をさらすようで、「知りません」と正直には言えません。その場を取り繕【つくろ】おうと、あたかも知っているように、男性の話に合わせました。

 さらに話の内容が深まってくると、いよいよ間が持たなくなりました。「Yさんはあの作品をどのように感じられましたか?」との問いに、ついに何も言えなくなり、最後には大恥をかいてしまったのです。

 Yさんは、〈分からないことは分からない〉と言い、相手に教えてもらう勇気を持つことも大切だと痛感したといいます。

 自分自身を必要以上に尊大【そんだい】に見せることも、卑下【ひげ】することもありません。ありのままの自分を認めつつ、足りないところは補っていきましょう。



今日の心がけ◆偽【いつわ】りのない自分でいましょう
自分への嘘

 Tさんは、建築設計事務所に勤務して五年目となりました。毎日、車で通勤をしている通い慣れた道路で、ある日ついスピードを上げてしまいました。その途端【とたん】、白バイに制止されたのです。

 思わず「ついてない」と呟【つぶや】いたTさんでしたが、交通違反切符を切られたのは言うまでもありません。その後、Tさんは社長に交通違反の報告をし、〈普段は制限速度を守っていること。今日はついていなかったこと〉などを話しました。

 すると社長から、「慣れた頃が危ないのだよ。今日は逆についていたのではないかな。近頃は、何かにつけて優柔不断な面が出てきているよ」との指摘を受けました。

 〈今朝は寝具の後始末もせず慌てて出てきた〉など、Tさんには思い当たることばかりでした。そこで、決めたことは妥協しないでやろうと誓ったTさんです。

 人は時として本心を偽【いつわ】ってしまうことがあります。妥協という自分に対する嘘が、自他共に不幸な結果を招く原因となることを肝に銘じていきましょう。


今日の心がけ◆断じて行なう力を磨きましょう
  
あけましておめでとうございます。
2008年の世界金融危機で、急転直下の日本経済ではありますが
昨年の12月31日の日経新聞の経済教室の堺屋太一先生の論文は
すばらしく、勇気をいただいたので、ここに紹介します。
ポイントは、
(1)70年代からのペーパーマネー体制が2008年のサブプライムローンの金融危機により崩壊した
(2)人口構造が変わり、米国の過剰消費体質の是正へ変わるだろう
(3)日本は団塊の世代の高齢化で年功序列終身雇用は終幕へ

今、日本は目下、円高、株安、地価下落に打ちひしがれ、設備投資も消費需要も雇用環境も劇的に
悪化している。しかし実態はさほど悪くない。円の為替レートが独歩高になるほど、世界的な信用度は高い。
これからの日本経済は2つの利点がある
まず第一が円高、輸出企業は痛手であるが、大部分の企業にとっては輸入する原材料や、部品製品の値が下がり、利益が大きくなる。石油価格の急落も日本企業にはありがたい。
そして日本市場はまだまだ閉鎖的で、輸入品の値下がりが消費者反映される範囲は限られており、相当な部分が企業の懐に残る。
1980年代の円高不況におびえる声が多かったが、結果は正反対で、「企業利益史上最高、倒産件数近年最低」の好景気になった。
第二に、高齢化。09年には団塊の世代がすべて60歳となり、このことは経験豊かな労働力が年功にとらわれない低賃金で大量に供給されることを意味している。これを上手に活用すれば、企業はきわめて有利な経営環境をつくりだせるはずである。

日本経済は1年は苦しい。だがそのあとは絶好のチャンスがくる。

と結ばれてました。
悲観していも始まりません。2009年を何がなんでも乗り切り、チャンスをつかみましょう!



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