2009年5月アーカイブ

評判の笑顔と挨拶

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 新社会人で営業担当のMさんが、得意先のB社を訪問した時のことです。

 B社は、厳しい経営環境下の昨今、黒字経営を維持し、明るい応対をしている会社だと評判でした。Mさんが事務所に入るとすぐに、「いらっしゃいませ」という評判通りの明るい挨拶の声が、四方【しほう】から次々とかけられたのです。

 B社の入り口で、「明るい声は感謝の心。明るい声は調和の心。明るい声は誓いの心」という社是【しゃぜ】を見たMさんは、改めて、業績好調の理由を納得したのでした。

 室内全体に社員の明るい一体感を感じたMさんは、交渉もスムーズに進みました。商談を終えて帰る時には、<また訪問したい。これからも一緒に仕事をさせていただきたい>という気持ちで会社を後にしたのです。

 Mさんは自社に戻り、<1感謝の言葉 2調和のある挨拶 3得意先では、決意の表われとして「ハイ!」の返事>と、営業先での自己の目標を三つ立てました。

 その後は、笑顔と明るく大きな声で三つの目標に取り組みながら、営業職に励んでいます。現在、Mさんの態度が、得意先で評判を呼んでいるとのことです。


今日の心がけ笑顔で挨拶します

地球に生きている

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 Tさんは、高校生の息子と一緒に、地球環境に関するテレビを見ていました。

 その内容に、Tさんは衝撃を受けました。「食べ残したお椀一杯(200ミリリットル)の味噌汁を排水溝に流した場合、川の水を魚の棲める環境に戻すのには、数千倍の水が必要である」というのです。

 それについてどう思うかを、Tさんは息子に聞いてみました。すると、「そんなの知らないよ」という答えが返ってきたのです。

 Tさんは、環境問題について、息子と話し合う良い機会だと思い立ちました。まず、川の汚れの主な原因は、生活排水であることを認識し合いました。そして、どのような工夫をすれば、排水に流れる量を減らせるかを考えました。

 日本は資源が少ないため、外国から様々な資源を輸入していることも、改めて確認したTさん親子です。

 「自分一人ぐらい無駄をしてもいいだろう」という思いをなくして、地球上にある、水・空気・土などあらゆる自然に感謝していきたいものです。


今日の心がけ自分ぐらいはという思いを捨てます

音の先

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 製造業に従事するS君は、自分の仕事に誇りを持てないでいました。

 単調な作業に対し、「このままでいいのだろうか」という思いは増すばかりで、納得できない毎日を過ごしていたのです。

 ある日S君は、取引き先E社の社長と、街でバッタリ出会いました。E社は不況のあおりで、大幅な業務縮小を余儀なくされています。

 「君の会社に行くと、いつも工場からリズミカルな機械音が聞こえていたね。この音の先に、ウチの部品も次々と出来上がってきているんだろうなと思うと、機械の擦【す】れ合うギスギス音も、妙に美しく聞こえてきたよ」と言うのです。

 S君の担当している製造ラインは、E社の部品は扱っていませんでしたが、「御社の部品はウチの宝だ。その宝を再び活かすことができるよう、私もひと踏ん張りしてみるよ」との言葉に、S君自身、熱い気力が湧いてくるのを感じました。

 私たちの仕事は、どこかで誰かを幸せにしているものです。自分の仕事の先にある「音色【ねいろ】」に耳を傾けてはいかがでしょう。


今日の心がけ◆仕事に誇りと責任を持ちます

 昨年暮れに、福島県南相馬【みなみそうま】市で、県内初の女性市議会議長が誕生しました。小林チイさん、72歳です。

 小林さんは、夫と共に52年間農業に従事し、現在も野菜を行商しています。夫と育てた野菜を、体調が悪くても、臨月【りんげつ】間際でも、重さ200キロを超えるリヤカーを引いて街に出て行商をし、一男一女を育て上げました。

 ざっくばらんな性格と行動力を買われ、58歳で市議会議員に初当選しました。議員になった時、行商をやめようとしましたが、約100軒の得意先から「そのまま続けて」との要望が出て続行しました。

 行商で街の声を聞いてきただけに、市民の心がわかります。「市役所を分煙にして」「歩道の段差がきつい」などの声をそのつど議会で取り上げ、改善につなげてきました。議長に選ばれたのは、そのような活躍の賜物【たまもの】でしょう。

 私たちの仕事も、まったく別のところで、何かに役立つ場合があるかもしれません。与えられた仕事はもちろん、それ以外でも、進んで行動に移しましょう。


今日の心がけ何事にも進んで挑戦します

鉛筆や紙に感謝

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 第81回アカデミー賞「短編アニメ賞」を受賞した加藤久仁生【かとうくにお】監督。受賞の挨拶で「作品に関係してくれたすべての方々に感謝。そして、ありがとう私の鉛筆」と述べ、帰国後の記者会見でも「鉛筆や紙に感謝したい」と語りました。

 「すべては鉛筆から始まっている」という受賞作の『つみきのいえ』は、鉛筆で描【えが】いた温【あたた】かなタッチの動画です。

 監督の同僚が「鉛筆で手書きする自分のスタイルをずっと貫いていた」と語るように、「鉛筆や紙に感謝」という言葉には特別の思いが込められているようです。

 私たち人間は、本来、裸一貫です。裸ひとつでは何もできない存在であり、衣食住すべてにわたり、物や道具があって初めて、日常生活を送ることが可能となります。加藤監督の構想も、鉛筆や紙があって具体化されるのです。

 物を粗末に扱うことは、自分の仕事や生活そのものを否定することにつながります。自分が生きていくことを助けてくれる多くの物に感謝し、大切にする思いやりを身につけたいものです。


今日の心がけ物を大切にします

共に歌う文化

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 有名企業の社歌【しゃか】を集めた初のCD『社歌』が、キングレコードから発売されました。社歌を研究対象とし、これまでに200社以上の取材をしている、ジャーナリストの弓狩匡純【ゆがりまさずみ】さんが監修したものです。

 会社・結社の設立の精神を表わし、行事などで歌う社歌は、会社の理念などが強く込められています。

 弓狩さんは、「どれも歌詞が素晴らしい。理念や哲学が凝縮され、社史を読むよりも企業が目指しているものが分かる」と言います。

 海外企業に、社歌はほとんどないようです。社歌は「突出した能力を持つ個人が引っ張るのではなく、組織力を重視する日本企業ならではの文化」なのです。

 大きな声で歌うことで、ストレスが解消されたり、元気になった経験はあるものです。仲間と一緒に歌を歌えば、共にいるという気持ちも湧くように、社員一同で社歌を歌えば、より一体感が生まれることでしょう。

 時には、皆で歌うゆとりの時間をつくりたいものです。


今日の心がけ皆で歌を歌います

栄光の陰の礼節

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 1972年のミュンヘン五輪で、日本の男子選手は、団体総合4連覇、個人総合と他の種目を含め、計16個ものメダルを獲得しました。

 その日本選手の宿舎に、体操王国といわれていた旧ソ連の選手が同僚を引き連れて、「一緒に飲もう」とやって来ました。後に歴史的な名選手として名を残す、ニコライ・アンドリアノフでした。日本から何でも学ぼうとしていたのです。

 日本の選手たちは、身ぶり手ぶりと、片言の英語とドイツ語を交えて「礼節」を伝えました。「うまくなりたければ器具を大事に」「日本では練習の前後に頭を下げて挨拶する。それが礼儀であり、感謝を示すためでもある」などです。

 2年後の世界選手権では、お辞儀の習慣を持たない同国の選手たちが、きちんと整列し、一斉【いっせい】に礼をして練習を始めていたそうです。

 体操だけに限らず、何事に対しても「礼」を重んじるのは大切なことです。私たちの仕事でも、技術やノウハウだけに限らず、扱う品物や取引先、上司、同僚、部下に対して、しっかりと「礼」を尽くして接していきたいものです。


今日の心がけ礼を尽くして接します

心に潤いを

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 新社会人のYさんは、学生時代から携帯型ゲームが好きで、通勤時の電車はもちろん、歩いている時でさえ、ゲーム画面を見ていないと落ち着きません。そんなYさんのゲーム機が、ある日、故障してしまいました。

 翌朝、駅に向かうYさんは、頼りのゲーム機がないため、手持ちぶさたでうつむき加減に歩いていました。視線のやり場に困り、ふと顔を上げました。

 するとそこには雲一つなく、澄んだ青空が広がっていたのです。それを見て、Yさんは晴れやかな気分になり、その日一日、気分良く過ごせました。

 それまで、通勤や休憩時間などの大半を携帯型ゲームの画面に向かっていたYさん。しかし、ゲームをする時間の一部を、庭先に咲いている花や電車の窓から見える景色など、自然探しの時間に変えると、以前よりも前向きに生活できるようになったと言います。

 社会の情報化やスピード化が進み、心がギスギスしがちな昨今です。時には自然に目をやり、心に潤いを与えてみてはいかがでしょう。


今日の心がけ身の周りの自然に目を向けます

働けるということ

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 朝起きて会社に行くのは当たり前で、仕事があるのを普通と思っている人たちが、ほとんどではないでしょうか。

 ところが、突然の不況の嵐は、当たり前で普通な生活を、たちどころに一変させてしまいました。現在は、人員整理、大幅な赤字決算、倒産等のニュースが、日常茶飯事のように報じられています。

 そのような報道に接する時、<働けるということは、こんなにも嬉しいことなのか>と感じた人も、けっして少なくはないはずです。

 人は働いている時が、最も人間らしく生きている時です。仕事をしているからこそ生活に張りが生じ、働いているからこそ生き甲斐も感じられるのです。

 会社が存在すること、仕事があること、働けることが、当たり前ではない時代が来ました。職の確保が難しくなっている人は、今は踏ん張りどころです。幸いにも仕事を得ている人は、あらためて感謝の念を持ちたいものです。

 働けることのありがたさを深く意識し、精一杯働き抜きましょう。


今日の心がけ仕事に感謝します

マナーいろいろ

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 私たちの生活上のマナーには、様々な道義が存在します。

 エスカレーターは、安全上、ステップの上に立ち止まって利用することが、前提となっています。しかし地域や場所によっては、歩いて乗る人もいます。歩行用に、暗黙の内に片側を空けているのを、実感している人も多いでしょう。

 エレベーター内では、大声を出さないことが通念となっています。さらに、企業によっては、私語を禁止しているところもあります。社員同士の気が緩んだおしゃべりで、乗り合わせた来客に不愉快な思いをさせないためです。

 食事をする際には、食器の音を立てない、口に食べ物を残したまま話しをしない、むやみに席を立たないなど、多様なテーブルマナーがあります。

 このように、マナーにはきりがありませんが、すべてに共通する点を一つ挙げるとするなら、「周囲への気遣い」が根底にあるということでしょう。

 要は、相手を思いやる気持ち一つです。この行為は相手にとって快か不快かと考えて、スマートな心地よい態度で臨【のぞ】みましょう。


今日の心がけ思いやる心を養います

こんな時代だから

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 「こんな時代だから」と始める人。「こんな時代だから」と諦める人。語学学校の入学案内のキャッチコピーです。

 現在は大不況のただ中にあるといわれますが、これをピンチと捉えるか、チャンスと捉えるかは、人により分かれます。ある経営者は「不況こそチャンス。改善するべきことが山ほどありますから」と語るほどです。

 「苦しい時代だから、厳しいのは当たり前」と、腹をくくって前向きに明るく取り組む時、心の変化に沿うように境遇のほうも変わってきます。それを知っている経営者と企業が、マイナスの状況をチャンスと捉えるのです。

 ある五輪金メダリストは、「『絶好調だ』『調子いい』と言っていると、そうなる。言葉には力がある」と語っています。状況を肯定的に受けとめるのも否定的に受けとめるのも、どちらも個々人の心の持ち方次第なのです。

 不況という大勢は、個人の力では変えられません。変えられるのは、まずは自分自身です。こんな時代だからこそ、積極的に心の持ち方を変えてみましょう。


今日の心がけ前を向いて進みます
 Nさんの仕事は営業です。ある日、上司に挨拶をすると「君は滑舌【かつぜつ】がよくない。言ったことが聞き取れないと、お客様が困るだろう」と言われました。

 翌日、先輩からは「こちらの言葉に対する反応がとにかく遅い。N君は打っても響かない」と指摘を受けました。

 その後、早口言葉を練習し、一時的にハッキリと言葉を発音できましたが、間もなく元に戻ってしまいました。<何か根本的な要因があるのでは>と感じていたNさん。ある本の中で、目に留まった文がありました。

 そこには、「"梅雨太鼓"といって、梅雨つづきの季節には、太鼓の皮がゆるんで、ぼろんぼろんとぼろをたたくような音がする。微温低調【びおんていちょ う】、居眠り、倦怠【けんたい】、虚脱【きょだつ】、酔生夢死【すいせいむし】・・・・・・これは一体どうしたのであろうか目標を見失ったからである、希 望を無くしたからである」と記されていました。

 「これだ」と思ったNさんは、以来、仕事に情熱と希望とを持って取り組みました。今では、名前を呼ばれたら「ハイ」と、打てば響く返事で反応しています。


今日の心がけ目標を持ちます

素敵な笑顔

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 サービス業に従事するEさんは、先輩から「忙しくなると、表情が怒っているように見えるよ」と指摘されました。元より笑顔が苦手だったEさんは、これを機会に、毎日10分間、口角【こうかく】を動かす笑顔トレーニングを始めました。

 トレーニング方法は二つです。一つは鏡を見ながら、ゆっくりと口角を上げていき、限界のところで5秒間キープし、ゆっくりと元の状態に戻します。

 もう一つは、「お」と発音するように口をすぼめ、次に「え」と発音するように口を横に開きます。この動作を1分間で60セット実施します。

 笑顔を心がけて接客をしていると、3ヵ月ほど過ぎた頃から、お客様に「見ているだけで元気が出るよ」と、声をかけてもらえるようになりました。現在Eさんは、職場に笑顔の輪を広げようと、笑顔磨きにいっそう力を入れています。

 ひとりの笑顔が周囲の人に伝わっていけば、さらに笑顔が生まれます。その笑顔の連鎖が、明るい活気のある職場を作り上げていくのです。

 「あの人のようになりたい」と思われるような、笑顔の達人を目指しましょう


今日の心がけ笑顔を磨きま

「全然大丈夫」

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 会話の中で、「全然大丈夫」という言い回しが聞かれます。

 歴史的には「全然」を肯定【こうてい】的に用いた時代もあるようですが、現代では打消しや否定を意味する言葉をつなげ、「全然できない」などとするのが正しい用法です。

 また、「とんでもございません」もよく聞きます。しかし「とんでもない」で一つの言葉ですから、「ない」だけ切り離して丁寧語にすることはあり得ません。例えば「あどけない」を「あどけございません」と言うようなものです。

 このような誤用は、当の本人が正しいと思っている場合、気づきようがありません。そこで日頃から、職場全体で「言葉遣い」に注意を払いたいものです。

 その際、お互いに不快な思いをしないよう、注意するほうも注意されるほうも、「相手を責めない」という心遣いを持ちましょう。「言葉」がきっかけとなって職場が活性化されれば、まさに一石二鳥です。

 誤った言葉を用いていると、営業やサービスの上でも様々な弊害が生じてきます。正しい日本語を身につけ、しっかりと仕事を進めていきましょう。


今日の心がけ日本語力を高めましょう

人の喜びで心豊かに

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 M氏は民間住宅に住んでいましたが、家賃の高騰【こうとう】などもあり、公団住宅に入りたいと願っていました。しかし抽選に通ることなく、二年が経過していました。

 そんな折、会社の同僚が、同じような住宅の問題で氏に相談を持ちかけてきたのです。氏はすぐに公団への申し込みを勧めました。

 六ヵ月後、その同僚から「当選しました」という報告を受け、M氏は愕然としました。<何で彼だけが・・・。教えなければよかった>というのが正直な思いです。

 しかし、同僚は顔を合わせると「Mさんのお陰で」と決まってお礼を言うのです。その度に、先を越された悔しさは薄らぎ、逆に喜びが増してきました。

 ようやく一年後、Mさんも当選することができました。一年前に、同僚の喜びを我が喜びとした出来事は、Mさんにとって大きな転換点となったようです。以来、心の幅が広くなったと感じているMさんです。

 他人の成功体験などを素直に喜ぶことは、実際なかなか難しいものです。しかし、その喜びを自分の中に吸収できた時、心の成長は確実に進んでいくのです。


今日の心がけ◆共に喜びます。



 職場での地位や能力の向上に伴い、仕事量や責任は増大します。しかし相反【あいはん】して、運動量は減っていくものです。健康であるには、仕事の効率化を図り、汗をかくほどの運動量を確保する必要があります。

 ジョギングやスポーツクラブで汗を流す手段もありますが、時間が取れない人の場合は、一挙両得を狙いましょう。

 理想としては、生産的な作業や世の中を良くする方向に、直接エネルギーを注ぐ運動です。農作業や清掃は、世間のためになったり仲間と共に活動するなど、心と体の両方に効果のある運動といえます。

 清掃に力を入れるY社では、自社周辺のみならず、遠くの道路まで掃き清める清掃活動を何十年も続けています。それが近隣住民の信用を呼び、顧客からの信頼にまでつながり、一部上場企業にまで成長しました。
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 できるだけ「他人にもよい、自分にもよい」運動を継続し、心身ともに健康を増進して、毎日、ハツラツと働きたいものです。


今日の心がけ◆体を動かします。


5月15日(金)午前6:30~7:30 大阪中央区倫理法人会モーニングセミナーで
「社運を上げる人材哲学」
株式会社ザメディアンジョン 代表取締役 山近 義幸(やまちか よしゆき)氏
の講話を聞きました。メモ程度ですが、紹介します。

(1)冒頭のお話
ザ・テレビジョンの角川書店の関連です。
角川春樹さんに ロゴ 社名 色も一緒でいいと承認してもらったそうです。
完全衰退産業の出版事業と人材ビジネスで勝負しています。
人材ビジネスは3本柱で- 「大企業の採用の手伝いはしない」がポリシー
 ① 中小企業のお手伝い
 ② 社長と必ず食事をする(会わないとわからない)
 ③ 新卒採用のお手伝い


   山近社長の1日 3:00~3:30に出社
          4:00にメールとか処理する
          18:00会食等で出かていることが多い
 今の若者、ゆとり教育で弱い
離職率33%→当社の採用学生の離職率3%と低い

(2)離職率の低い学生(できる学生)の特徴
 ① 道がつく習い事(書道、剣道  )
 稽古することを知っている・・・毎日同じ時間にが大切
イチローが個性的なのは・・・・人一倍練習するから
仕事は稽古なんだ
 ②キラーエピソードがある。
(痛い話をもっている・・いじめれていた、親が離婚、ひきこもり、大病した)
   苦学生・・・ 滅寸前の死語となる
     夜間学生・・減少傾向にある 
③ 奨学金で通う学生
 10年後、親に感謝している
④ 編入の学生
工専の学生(高校・短大2年扱い)
  ものすごい勉強している、 モチベーション、 テンション高い
⑤ 留学生
 香港・台湾・中国・韓国に留学するといい →日本のすばらしさの再確認 1年 留学
特に男子勉強のレベル(中国・韓国)はすごい!
⑥ 歴史を好きになってくれそうな学生
  歴史と聞いてひく学生はダメ・・・創業者の汗を知ってくれる人がいい。
 歴史的にみると 高感度アンケートでは
 織田信長20%    徳川家康10%    豊臣秀吉 70%
  歴史的にみると
  織田信長・・・部下に殺された
  豊臣秀吉  農民から→天下統一したが 2代目に継げなかった
  徳川家康  経営者  15人の社長を育てのと同じ
        300年間江戸時代という平和の時代を築く
⑦ 三ポウ学生  地方(チホウ).アホウ.ビンボウ
・地方コンプレックス 
    東京の社長の出身は地方が多い
 アホウは、何かに無中になったことがある
      高卒はコンプレックスになり成功している人も多い
 ビンボウは、ハングリー ストイック
⑧ 質問してくる学生
    今の自分は質問より自分の意見をいう ・・・・これではダメ
    利他の精神
⑨ ご両親を大切にしてくれそうな学生
     両親を尊敬してますか  
    20才前後なのに、上から目線で親をみていないかチェックしている 
    いいおやっさんやな  リスペクト(尊敬)できるか

(3)ザ・メディアジョン入社までの教育

 ① ご両親に挨拶にいく
   父のいる時に挨拶にいく 30分面談時間 
   メディアション 何 会社ですか?という質問もある
  うちのバカ息子でいいのですか?とう質問も多い
 ② 社長のカバン持ちをやらせる
   現在まで500人ぐらいカバン持ちをさせている
   AM3:00から出社させたことも何度もある
 ③ 居酒屋のバイト(お客様精神を学ばせる)させる
   脱北者のみてきた北朝鮮の学生はいいが、ホスピタリティ(思いやり。おもてなし)がない 
  (お客様の対応を覚える)
  吉野屋・最大の教育機関(山近社長もバイト)
 ④ 新聞を読ませる   (毎日のうごきを掴む)
 ⑤ 知覧(鹿児島県)'富谷旅館'に行く
   (3/25-1週間いかせた)
  富谷旅館 太平洋戦争時代 陸軍の特攻基地の指定宿富谷旅館に
  5000名/年ぐらい泊らせた  売上の10%知覧の富谷旅館には、特攻隊  1300人の慰霊、遺書、手紙が
  ある 21才の平均年齢で散った隊員のことを学ばせる。
   ※鳥濱トメ・・・ 特攻の母、知覧で富谷食堂を経営 多くの特攻隊員の面倒を見た
(4)ベンチャー大学を設立
  ・アサヒビール中条さん 84才-月に一回 毎日5h講義してもらっている
     43年マラソン村山さんとおっかけして念願が叶う
  ・授業料は無料で運営
   とにかく学生20人の人間力アップを図る
    徴兵制のような形で教えている
     源氏物語を教材にしている
  以上講演終り

 非常に今の若者に足りない物、そして山近社長の学生に対する熱い思いを教えていただきました。
ありがとうございます。



 中堅社員のTさんが新人時代に教えられ、現在も後輩に伝え続けている、仕事向上のポイントがあります。それは、三つの「かく」です。

 第一に、「恥をかく」。恥をかかない・失敗しないのは、出来ることしか挑戦していないからです。恥をかく・失敗することは、新しいことに挑戦した証【あかし】です。恥をかいた経験や失敗を将来に活かせば、それは尊い月謝になるのです。

 第二に、「汗をかく」。汗をかくほど、必死に、真剣に取り組んでこその真の学びです。真剣さがなければ、何事も向上しないことは言うまでもありません。

 最後に、「メモを書く」。先々の予定や依頼内容に留まらず、業務上の改善点や日々の気づきなど、忘れないよう小まめにメモを取りましょう。

 そして、「どこかに書いたはずだけれど」ということのないように、時折メモの整理整頓を行なうことも心がけましょう。

 これら三つは、日々の生活を送る上での基本でしょう。三つの「かく」の実践を通して、職場人として、人間として、向上を図っていきましょう。


今日の心がけ◆真剣に取り組みます。

基本で決まる

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 講談師で人間国宝の一龍斎貞水【いちりゅうさいていすい】氏は、「確かな『芸』の構築【こうちく】は、遠回りしてでも、根本となる基礎をしっかりと固めることが秘訣」と語ります。

 講談師になると最初に、合戦を表わした「修羅場」を学びます。徳川家康と武田信玄の戦いを描いた「三方原軍記【みかたがはらぐんき】」等を暗記し、発声、呼吸、間の取り方、張り扇の叩き方など、講談の最も基本となる語りの調子と声を作ります。

 それから「赤穂義士伝【あこうぎしでん】」や「怪談噺」、「お家騒動物【いえそうどうもの】」や「名工伝【めいこうでん】」などの古典から、世相を反映した新作講談へと展開していきます。

 「新しいジャンルや大ネタに挑戦するのは、素晴らしいことですが、長い眼で見ると、基礎が出来ていないと本物にならない」と氏は言います。分野は違いますが、元・サッカー日本代表の中田英寿【ひでとし】氏も基礎の大切さを強調しています。

 私たちもそれぞれの職場において、世代、立場ごとに「ふさわしい人間性を持って行動する」ことが大切です。今の自分の基本を見つめ直し、「自分らしい」仕事ぶりで、日々の業務に取り組みたいものです。


今日の心がけ仕事の基本を見直します。

電話の向こう側

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 電話の声には時に、現在の「状況」が表われるものです。

 Bさんの自宅へAさんが電話をしました。日頃、職場では明るく元気なBさんが、<病気にでもなったのかな>と思うほど、「もしもし・・・」という暗い声です。

 しかし、Aさんが「こんにちは・・・Aですが」と言った途端、「あっ、Aさんですか」とトーンが瞬時に変わったのです。その後の会話は、普段のBさんの明るく元気なものとなりました。

 職場では、周囲の目を意識して気を張っていますが、いったん職場を離れると気が抜けたようになる人もいます。特に自宅での電話応対などでは、その人の家庭生活の状況が自然と伝わってくるものです。

 毎日、明るく元気な声を発していると、それに連なって心や体も元気になります。オンからオフへの切り替えは大切ですが、リラックスが過ぎて、不必要な緩【ゆる】みが身についてしまっては、日々の仕事に影響が出てしまいます。

 声と体を連動させて、心を前向きにさせていきましょう。


今日の心がけ明るく前向きな生活をします。

準備の継続

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 マリナーズのトレーナー・森本貴義【もりもとたかよし】さんによれば、同チームのイチロー選手の進化と成功の秘訣は、試合前に万全の準備を継続していることだそうです。

 ホームゲームのナイターではチーム一番乗りで球場入りし、独自の練習メニューを2時間半こなした上で、全体のウォーミングアップに合流し打撃練習、守備練習へと移っていきます。

 イチロー選手は、シーズン中は毎日、こうしたメニューをこなし、食事の時間などの生活パターンを崩さないように、自己管理を一貫してきたというのです。

 日本の武道でも古来、「道場での稽古は、日常の独り稽古がどれだけ進んだかを確認するものであり、道場を出てから本当の稽古は始まる」と言われてきました。

 企業の朝礼も同様です。実力を存分に発揮するための就業前の準備であり、全員が万全のコンディションで、一日の職務に取り組むためにあるのです。

 就業前の自己管理を日々の生活において継続させ、職場において完璧な体調で実力を発揮できる準備を整えていきたいものです。


今日の心がけ万全の準備を習慣づけます。

賢しら

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 あな醜【みにく】 賢【さか】しらをすと 酒飲まぬ 人をよく見ば 猿にかも似む

これは万葉集【まんようしゅう】の歌人【かじん】・大伴旅人【おおとものたびと】の「酒を賛【ほ】むる歌」の中の一首です。「なんと醜いことだろう。利口ぶって、酒なんか飲むなと言っている人をよく見ると、まるで猿のようだ」という意味です。

 千数百年前の万葉集には、現代の私たちでも共感できる歌が多くあります。旅人は酒をこよなく愛した人でしたが、たとえ酒を飲まなくとも、酒を飲む人の気持ちが理解できる広い心の持ち主が、人として立派だと言いたいのでしょう。

 職場は様々な個性の集合体です。リーダーは、部下が頼りなく見えることがあります。その時に見下したりせず、個性をうまく活かすことに心を向けましょう。

 職場で、上司との関係がうまくいかない人は、相手の立場を理解する努力をしましょう。上の立場でものを考えれば、自分の取るべき道が見えるはずです。

 広く大らかな心が職場に満ちた時、上下間の歯車が噛み合い、仕事の推進力【すいしんりょく】は強化されます。そこに、揺るぎない信頼感が生まれるのです。


今日の心がけお互いの立場を尊重します。

携帯電話への依存

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 昨年、文部科学省が小中高生の携帯電話利用の全国調査を実施しました。その結果、「携帯電話への依存が生活リズムの乱れ」につながることがわかりました。

 とりわけ中高生の携帯依存が進んでおり、所有率は小6が25%中2が46%に対して、高2で96%にも及びます。平日午後11時以降の深夜使用においては、「よく使う」「時々使う」が中2は47%、高2では71%と依存度が上昇します。

 結果として携帯電話の過度の使用は遅寝・短時間睡眠・欠食などを引き起こし、様々な活動に影響を及ぼすこととなります。

 携帯電話は今や生活必需品であり、職場やプライベートで、様々な役割を果たしてくれます。

 振り返ってみると、私たちも携帯電話の素晴らしい機能性や利便性から「どこでも、いつでも、だれにでも」と、必要以上に使用しているかもしれません。

 「過ぎたるは及【およ】ばざるが如【ごと】し」という先人の教えを手本、まずは私たち大人が家庭等において、健全な生活を営み、子供たちに示していきたいものです。


今日の心がけ◆健全な生活を送ります。

褒め言葉の貯金

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 人を褒めることは、案外難しいものです。褒めたことが、逆に<言葉の裏に何かありそう>と警戒されてしまうこともあります。

 褒めるには、その時だけ口先でやろうとしないことです。同僚やよく顔を合わせる人であれば、本人がいない時、いない場所でその人の美点を褒め、言葉の持つエネルギーを蓄えることが大切です。

 他の人の前でその人の長所を語ることで、いわば「褒めエネルギー」は静かに蓄えられます。どこへ行こうとも、このエネルギーは自分についてきてくれます。

 まず家族を相手に「褒め貯金」を始めたFさんは、「『お父さんのおかげ・・・』と家族から慕われるようになったよ」と、笑顔で同僚にも勧めています。

 褒められ、自分を肯定されることで、心が温かくなります。その温かさは、褒めた側にとっても温もりとなり、人間関係の潤滑油となってくれます。

 お互いに認め合い、肯定し合うことで、職場や家庭におけるプラスのエネルギーを充満させていきましょう。


今日の心がけ人を褒めます。
 例年より長い大型連休が終わり、気持ちの切り替えが難しいのがこの時期です。そ
して耳にするのが、「五月病」といわれるものです。五月病は、大学に入学したばかり
の学生がゴールデンウィーク明け後に無気力な状態になることからくる症状として、一
般的に知られるようになりました。新しい環境や変化の激しい環境になじめず、現実の
厳しさについていけないストレスからくる症状と言われています。そう考えると、五月病
とは学生に限ったことではなく、また五月ころに罹る新人だけの症状ではないようです。
まさに、超スピード社会の中でストレスを多く抱えた現代人に当てはまる、誰にでも起
こりうる症状とも言えるでしょう。「より早く、より多く、より正確に」は、仕事を進めてい
く上で大切なことです。しかし、これらばかりを求めていった場合、「早いことはいいこ
とだ」「時は金なり」等が現代人に沁み込んでしまい、いかに短時間で生産性を上げら
れるかだけに意識が向いてしまいます。
 急ぎすぎるあまり、先のことばかりに意識が向いているならば、「今」を生きられず
時間に振り回され、「いつの間にか今日一日が終わっていた」という、あわただしい生
活を送るはめになります。
その結果、毎日が惰性的となり、生きている実感を得られず、無気力、無感動になっ
てしまう「五月病」のパターンに陥ってしまうのです。
 先のことばかりに心を向けていると、今まさに憂慮すべき深い部分を考えなくなっ
てしまうことにもつながります。深い部分とは「自分の人生とはなにか」「自分は何の
ために生まれてきたのか」など、人生に対する意義や周囲をどれだけ思いやれるかと
いった思いやりの心です。また、経営の上では「何のためにわが社は存在しているの
か」「わが社の使命はなにか」など、経営理念に通ずる問いかけとなるでしょう。
 確かに現代社会は情報・物に溢れています。知識や情報、物は豊富に持っているけ
れど、深いことは何も知らないという不安が、自分自身の虚栄心や功名心をさらに満
たそうと人の心を安易な方向へ向けてしまいます。
どのような難問にぶつかろうとも、答えの核心は自分自身の中にあります。問題と
なっている対象としっかりと向き合っていくとき、何を感じ、何を考え、どうすれば
よいのか見えてきます。「今・ここ」に心を向けたとき、答えが用意されていることに
私たちは気づくのです。
 激変の時代だからこそ、周りに流されず、しっかりと自分自身と向き合いながら
「今・ここ」に心をおくことが大切です。目の前に起こる一つひとつの物事に対し、
「すべて必要がある」と受け止め、「これがよい」と生活していきたいものです。

足りない弁当

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 芸能プロダクション社員のYさんは、舞台運営を担当する中堅です。仕事では主に、舞台の設営や客席の準備、
受付業務のチェックなどを午前中に行ないます。

 ある公演日のこと。Yさんは、他のスタッフ9人と協力しながら準備を進め、予定した時間内にすべての作業を終えることができました。

 ホッと一息ついて、昼食休憩に入った時です。スタッフ全員に弁当を配って回りましたが、どうしたことか2人分足りません。

 慌てて仕出し屋に問い合わせましたが、八個しか弁当を注文していなかったのです。急いで近くにあったパン屋まで走り、足りない分を買ってきました。

 当日になってスタッフが増えていたのですが、そのことに気づかなかったYさんは、改めて「慣れ」の危うさと、「確認」の大切さを学びました。

 毎日の仕事に慣れてしまうと、気持ちも行動も雑になりがちです。機械類の操作、車の運転、食品の衛生管理など、ひとつ間違えば命に関わるものもあります。

 慣れを恐れ、常に気を引き締めて、確認を徹底していきましょう。


今日の心がけ確認を充分に行ないます。

脱・三日坊主

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 何かをやろうと意気込んで始めてみたものの、三日と持たずに、長続きしないことがあります。そのような時、<本当に自分は意志が弱いな>と、自己嫌悪【じこけんお】に陥ってしまうものです。

 行動科学マネジメント研究所所長の石田淳【いしだじゅん】氏は、「三日坊主に終わるのは、意志が弱いからではない。続ける仕組みを知らないからだ」と言います。

 その仕組みについて、
1.小目標を設定する 
2.行動を計測する 
3.ゴールを目指すための、ターゲット行動を増やす 
4.目的の行動を妨げるライバル行動を減らす 
5.周りにサポーターを作る 
6.自分への報酬を用意する、の6点を挙げています。

 Aさんは、これまで体質改善による減量をしてきましたが、長続きしませんでした。しかし、「続ける仕組み」を知り、減量プログラムを自らに課し、一日の運動時間を決めて、〇と×を手帳に記録するようにしました。

 家族のサポートと応援もあり、三日坊主どころか二年を経た現在、Aさんは「ズボンのサイズが小さくなった」と、自信に満ちています。


今日の心がけ◆続けるための工夫をします。
プロ野球の打撃コーチとして、三十年間
で七つの球団を渡り歩き、平成十六年に六
十歳という若さでその生涯に幕を降ろした
のが高畠導宏氏です。
それぞれの選手に見合った独自の練習法
を編み出し、欠点を改めるのではなく長所
を見抜き伸ばしていく指導法で、コーチ時
代に三十人以上のタイトルホルダーを育て
上げることに成功しました。
高畠氏は、亡くなる最期の年に、高校の
教員として教壇に立ちました。元々は選手
の心理面の育成にと、大学の通信課程で青
年心理学を学び始めたのがきっかけでした。
打撃の技術論を極限まで突き詰め、選手へ
の指導にあたっていましたが、いくら技術
を習得しても、大事な場面でその力を発揮
できない選手がいることから、心理面の学
びを深めていったのです。
プロ野球コーチとして、また教師として、
「生徒」の心をグッとつかんでいた氏が、
伸びる人物の共通点を次のように述べてい
ます。
① 素直である
② 好奇心旺盛である
③ 忍耐力があり、きらめないあ
④ 準備を怠らない
⑤ 几帳面である
⑥ 気配りができる
⑦ 夢を持ち、目標をたかく設定することができる

(門田隆将著『甲子園への遺言〜伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯〜』講談社)

中でも、氏がトップに挙げている「素直」
こそが伸長の根底となるでしょう。
倫理法人会は、純粋倫理の実践によって
自己革新をはかり、健全な繁栄をめざす経
営者の集まりです。この純粋倫理は「いつ」
「どこで」「誰が」行なっても常に正しく、
皆が幸せになるための道です。
そのため、「明朗」「愛和」「喜働」の実践
によって「純情(すなお)」な心になるため
に、日常生活の一つひとつの動作を通して
自己革新をはかっています。
「純情」とは、「ふんわりとやわらかで、何
のこだわりも不足もなく、澄みきった張り
きった心」です。
苦難や問題、逆境、壁というものに遭遇
しているとき、自分自身の心を客観的に見
たならば、「すなおな心」ではなくなってい
ることに気づくでしょう。「重々しく硬く、
こだわりがあり、不足があり、曇りきった
縮みきった心」のようにです。
「すなおな心」になるためには、利己心か
ら利他心へと移行し、私心をなくしていく
ことが求められます。その実践として、ど
んな状況下でも「これが良い」と受けきる
ことです。そのまま受ける心を具現化した
行為が「ハイ」の返事です。
現代社会に生きる私たちは、ややもする
と多くの事柄を「損得勘定」で判断しがち
です。人からの頼まれごとに対しては、す
なおに「ハイ!」と心から返事をし、心か
ら受けきることが、自分自身にとっても大
きな飛躍の第一歩となるのです。

自分を慎む

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 孔子【こうし】の言葉に「己の欲せざる所は、人に施【ほどこ】す勿【なか】れ」とあります。

 ある時、一人の弟子が「人生で最も心がけるべきことは何でしょうか」と孔子に尋ねました。孔子は「自分が嫌だと思うようなことを、人にしてはならない。まず自分の行動を慎み、全体の決まりに従うことが大切である」と答えました。

 現代においても、他人の迷惑も考えずに「自分さえよければよい」というような行動を取る人を見かけます。電車の中で化粧をする女性、大声で携帯電話で話すビジネスマンなど、「慎【つつし】み」はどこにあるのかと思いたくなるような状況です。

 人は誰でも、「どうしたら周りの人たちと共同生活を円滑に営むことができるのか」という共通の命題を持っています。個人という立場を尊重し、常に社会の一員としての立場をわきまえて行動することが求められます。

 他人との調和を図るためにも、まず「自分が嫌なことは他人にもしない」「相手が喜ぶことは何かを想像する」等を意識し、自分中心ではない「まず人ありき」の心で、和やかな社会生活を送りたいものです。


今日の心がけ慎んで行動します。

柏餅【かしわもち】

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 五月五日は「子どもの日」です。この日に、「粽【ちまき】」や「柏餅」を食べる風習が、日本各地に受け継がれています。

 粽は、古くから伝わる中国の風習から来ています。柏餅は、江戸時代の中頃に始まった日本独自のものです。上新粉【じょうしんこ】で作った餅を二つに折って間に餡【あん】をはさみ、柏の葉で包みますが、この柏の葉に意味があります。

 柏の葉は、秋になると枯れてしまいます。しかし、枯れてもすぐには落ちません。冷たい北風にもじっと耐えて、そのまま寒い冬を越すのです。そして春になって新しい芽が出ると、おもむろに散っていきます。

 <後継者となる新芽を見てから身を引いていく、この柏の葉にあやかろう>という心から、この日に柏餅を食べるようになりました。

 なお、桜餅の桜の葉は食べられるため、柏餅の葉を食べようとする子供もいるようですが、柏餅の葉は食べられません。

 家族で柏餅を食べながら、子供たちの成長を祝いたいものです。


今日の心がけ後継者の育成を心がけます  

漢字の読み書き

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 国立教育政策研究所が、小・中・高の教師に「子どもの国語力」の調査をしました。国語力と共に、漢字を書く力が低下したと認識する教師が大半でした。

 ベネッセ教育開発センターによると、小学生高学年の4人に1人は、わからない漢字を辞書も引かず、親や教師にも尋ねずに、そのままにしているそうです。

 35歳以上の「大人の漢字活用能力」の調査では、85%が「自分の漢字の読み書き能力が低下した」と感じ、理由は「文字を書く機会が減った」からでした。

 職場や家庭で、読めそうで読めない漢字を、自分の勝手な解釈で間違えて音読していたなどということはないでしょうか。

 漢字活用能力の低下に<パソコンで仕事をする><携帯メールの使用>等が挙げられますが、変換ミスにも気づかない人が多くなっているようです。重要書類を誤字だらけの文書で作成すれば、会社の信用さえも失われかねません。

 漢字を学習することは、単に読み書きだけでなく、言葉の意味の獲得にもつながります。自信のない漢字は、意味も含めて辞書で確認したいものです。


今日の心がけ辞書を引きます

ある日の光景

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 ある雨の降る夕方のことです。Kさんは仕事を終え、電車に乗りました。車内はすいていたため、Kさんは座席に座ることができました。
 目の前には若い母親が小さい男の子を座らせ、ベビーカーに赤ちゃんを乗せています。男の子は疲れたのか、座席で眠ってしまいました。
 しばらくして、母親は赤ちゃんを座席に移し、眠っている男の子をベビーカーに乗せました。そして赤ちゃんを帯で背負おうとするのですが、なかなかうまくいかないようでした。
 すると、母親の隣に座っていた初老の男性が、「手伝いましょう」と声を掛けたのです。「ありがとうございます」と言いながら、男性の助けを借りて子供を背負い終えた母親は、悠々と電車から降りていきました。
 何ということのない光景でしたが、これを見ていたKさんは、"人々が助け合える社会は、本当によいものだな"と感じました。困っている人に一声かけることは、勇気がいるかもしれません。しかし、勇気を出すことが大切なのです。


今日の心がけ一声かけます

よろこんで

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 海外出張から自宅に戻ったAさん。妻から「お疲れさまでした。夕飯まで少しゆっくりしていたら」と言われて、3歳の息子と遊んでいました。
 少しして、妻が「この前、お願いしていた荷物を、まだ片づけていなかったでしょう」と言うと、続けざまに「すぐ片づけて」と急【せ】き立てました。
 Aさんは<さっきは「ゆっくりしていたら」と言ったのに何だ!>と、妻に対して責め心が湧いてきました。<もし今度言ったら、言い返そう>と思ったその瞬間、妻から「さっさと片づけて」の一言。即反論しようとした時でした。
 一緒にいた息子から、「パパ、『ハイ、よろこんで』でしょ」と言われたのです。自分の口癖を真似され、<一本とられたな>と苦笑いのAさん。さっそく片づけに入り、その後の夕飯は楽しいひと時となったのです。
 人の心は常に変化しており、相手の言葉をそのまま受け入れられないこともあります。
しかし、相手に合わせることによって、道が拓【ひら】かれることもあります。日頃から「ハイ」の実践に磨きをかけたいものです。


今日の心がけ素直に受け入れます。
経営者モーニングセミナー後の朝食会で、
男性数人が倫理実践の話題で盛り上がって
いました。生花販売業を営むS氏が、「来月、
妻の誕生日なんです。何かいいプレゼント
はないですかね」と言いました。
「指輪がいい」「旅行でもしたら」などの案
が出ましたが、Sさんは「何か倫理の実践
に則したお祝いの仕方がないだろうか」と
考えました。そんな氏に対して先輩会友が
「奥さんへの感謝の想いを書き出して贈っ
たら」と促したのです。
「そんなこと考えもしなかったですよ、で
きるかな?」と尻込みする氏を、周囲は「大
丈夫、できる」と励まします。最後には切
りのよい数で百個、「妻へのありがとう」を
記して贈ることになりました。
妻の誕生日まで四十日余り、「一日に二、
三個見つければいいのだから」と軽い気持
ちで決意したものの、三十個を越えると次
がなかなか出てきません。瞬く間に二十日
が経過すると、氏は「この程度しか妻に感
謝していなかったのか」と、自分の実践の
至らなさに愕然としたそうです。
「これでは誕生日まで間に合わない」と思
ったSさんは、妻との出会いから現在まで、
「自分が変わったこと」「嬉しいと思ったこ
と」を一つひとつ振り返り始めました。
結婚してからは、掃除・洗濯・食事の支
度から解放されて、仕事に力を入れられる
ようになりました。中でも、食生活は独身
時代と現在では一変しています。栄養が偏
っていた食事内容が、結婚後は自家製の漬
物など妻の手作りメニューが食卓に並んで、
栄養バランスがよくなりました。
続けて「働きを支えてくれる」をはじめ、
「いろいろな楽しみを教えてくれた」「一緒
に趣味を楽しんでくれる」「自分の親や弟妹
に良くしてくれる」「いつも綺麗でそばにい
てくれる」等々、ささやかでも氏にとって
嬉しかったことを書き出していきました。
また、Sさんは「妻が変わったことは何
だろう」と考えました。結婚に伴って、住
まいが変わり、仕事が変わり、更には苗字
まで...。今回の実践の過程で初めて、大き
な変化を受け入れてくれていた妻への感謝
を、氏は発見することができたのでした。
結婚当初には有り難く思っていたものの、
いつの間にか薄れていた感謝の念、見過ご
していた妻の心遣い―それらを細かくメモ
していくと九十個を超えていました。
そして迎えた妻の誕生日、氏は「愛する
妻へ、一〇〇のありがとう」と題して便箋
に書き始め、感謝の想いを一〇〇項目書き
上げました。九十九番目は「僕と結婚して
くれてありがとう」、一〇〇番目は「(氏の
苗字)(奥様の名前)として、共に生きてく
れてありがとう」でした。
振り返って氏は、次のように語ります。
「形にあらわすという行為が、想いを深め
ることにつながるのだと学びました。今回
の実践で妻に対する気持ちが深まりました
が、仕事にも好影響がありました。
花を贈ることも、感謝やお祝いの気持ち
のあらわれです。その心を表現するお手伝
いをさせていただくのが、生花販売を営む
私の使命だとやり甲斐を再確認しました」
その後、S氏は「実践したつもり」に陥
りがちな自分に注意しつつ、「心を形にあら
わしてこそ本物」と心得て、日々の実践に
励んでいます。

聞く前に

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 新人のKさんは、仕事で不明な点は、積極的に教えを乞【こ】う姿勢で臨んでいます。
 はじめの頃は、先輩も親切に教えてくれていましたが、最近は<そんなことまで聞くのか>という顔をされ、とても面倒がられます。
 Kさんは「ミスがないようにと思い、意欲的に何でも聞いているのに、なぜ嫌がられるのだろうか」と感じ、ついそれを態度に出してしまいました。
 すると上司から、「率直にものを聞く姿勢は評価できる。でも安易に聞く前に、まず自分で充分に考えること。質問は、その考えが正しいかどうかの確認をとるためのものだよ」と指摘されたのです。
 最初からすべてを人に頼っていたのでは、その場は無難に対応できても、「次」の場において自分で対応しきれるとは限りません。自らの頭を使って動いてみることで、初めて、技術や感覚などが習得できるのです。
 謙虚に聞く姿勢はもちろん大切ですが、その前にしっかりと考え、自分なりの意図を持って仕事に取り組みたいものです。

今日の心がけまず自分自身で考えます。

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