すなおな心によって 自分自身を伸ばす【今週の倫理2009..4.25】

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プロ野球の打撃コーチとして、三十年間
で七つの球団を渡り歩き、平成十六年に六
十歳という若さでその生涯に幕を降ろした
のが高畠導宏氏です。
それぞれの選手に見合った独自の練習法
を編み出し、欠点を改めるのではなく長所
を見抜き伸ばしていく指導法で、コーチ時
代に三十人以上のタイトルホルダーを育て
上げることに成功しました。
高畠氏は、亡くなる最期の年に、高校の
教員として教壇に立ちました。元々は選手
の心理面の育成にと、大学の通信課程で青
年心理学を学び始めたのがきっかけでした。
打撃の技術論を極限まで突き詰め、選手へ
の指導にあたっていましたが、いくら技術
を習得しても、大事な場面でその力を発揮
できない選手がいることから、心理面の学
びを深めていったのです。
プロ野球コーチとして、また教師として、
「生徒」の心をグッとつかんでいた氏が、
伸びる人物の共通点を次のように述べてい
ます。
① 素直である
② 好奇心旺盛である
③ 忍耐力があり、きらめないあ
④ 準備を怠らない
⑤ 几帳面である
⑥ 気配りができる
⑦ 夢を持ち、目標をたかく設定することができる

(門田隆将著『甲子園への遺言〜伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯〜』講談社)

中でも、氏がトップに挙げている「素直」
こそが伸長の根底となるでしょう。
倫理法人会は、純粋倫理の実践によって
自己革新をはかり、健全な繁栄をめざす経
営者の集まりです。この純粋倫理は「いつ」
「どこで」「誰が」行なっても常に正しく、
皆が幸せになるための道です。
そのため、「明朗」「愛和」「喜働」の実践
によって「純情(すなお)」な心になるため
に、日常生活の一つひとつの動作を通して
自己革新をはかっています。
「純情」とは、「ふんわりとやわらかで、何
のこだわりも不足もなく、澄みきった張り
きった心」です。
苦難や問題、逆境、壁というものに遭遇
しているとき、自分自身の心を客観的に見
たならば、「すなおな心」ではなくなってい
ることに気づくでしょう。「重々しく硬く、
こだわりがあり、不足があり、曇りきった
縮みきった心」のようにです。
「すなおな心」になるためには、利己心か
ら利他心へと移行し、私心をなくしていく
ことが求められます。その実践として、ど
んな状況下でも「これが良い」と受けきる
ことです。そのまま受ける心を具現化した
行為が「ハイ」の返事です。
現代社会に生きる私たちは、ややもする
と多くの事柄を「損得勘定」で判断しがち
です。人からの頼まれごとに対しては、す
なおに「ハイ!」と心から返事をし、心か
ら受けきることが、自分自身にとっても大
きな飛躍の第一歩となるのです。

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このページは、前田が2009年5月 6日 06:37に書いたブログ記事です。

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