長く続く経済不況に対し、誰しもが閉塞感【へいそくかん】を覚えているのではないでしょうか。
過去にも同様の苦境に見舞われた事実は、歴史の証明するところですが、その度に先人は苦しみから抜け出すための道を模索【もさく】し、そして学びを深めました。
戦後の苦難を知らず、世の繁栄【はんえい】を享受【きょうじゅ】している現代人は、経済的な苦しみを味わったことが少ないために、その手立てがわからずに苦しむのです。
江戸末期、経済逼迫【ひっぱく】にあえぐ幕府の取った方策は、徹底した「質素倹約」でした。現代人がこれを真似て、質素な生活に徹することができれば、経済的な苦境から抜け出すと同時に、精神的な豊かさまでも得られるはずです。
会社員のFさんは、財布の中の小銭を毎日取り置き、六年間で六十数万円を貯蓄しました。このような倹約の精神が世の中全体に及べば、経済的な安定を図れると共に、質素な生活の持つ清涼感を肌で感じることができるはずです。
質素倹約の生活とは、精神的な部分において質の高い生活です。苦しい時には苦しいなりの対応で、今を勇ましく乗り切っていきましょう。
今日の心がけ◆質素倹約を励行【れいこう】しましょう

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