心の向けどころ

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 ドイツの思想家で大学教授としても活躍したイマヌエル,カントは、生まれつき病弱な体質でした。喘息【ぜんそく】もあり、いつも苦しげに喘【あえ】いでいました。

 カントが17歳の時、父親は病弱な我が子を町に来た巡回医師に診せました。カントは診てもらっても無駄だと覚悟をしていましたが、医師は「体はなるほど気の毒だ。だがあなたの心はどうでもないだろう」と言いました。

 さらに、「苦しい辛いと言ったところで治るものじゃない。体はともかく、生きているのは丈夫な心のお陰なんだから、それを喜びと感謝に変えて言ってみたらどうだね」と思いもよらない言葉をかけられたのです。

 カントは考え、<いままで、喜んだことも感謝したことも一遍【いっぺん】もない。それを言えというんだから、言ってみよう>と、喜びと感謝をし始めたのです。そして、生きることへの喜びが感じられるようになったのです。

 たとえ体が病弱でも心が康【やす】らかであれば、人は健【すこ】やかになるのです。人生の明暗は、自分自身の心の向けどころによって、変えることができるのです。


今日の心がけよい方向に心を向けます。

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このページは、前田が2009年8月21日 22:46に書いたブログ記事です。

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