毒舌【どくぜつ】を売りものとするファッション評論家のピーコさんは、44歳の時、左目に異常を感じました。
網膜【もうまく】に皮膚ガンの一種が見つかり、転移して命に関わる危険性から、眼球摘出【てきしゅつ】を勧められました。手術を受け義眼の生活となり、今年で20年だそうです。
当時、人気急上昇中での不測の事態でしたが、それまでの「一人で生きてきた」という気負いが消え、「みんなに支えられている」ことを発見したといいます。
作家の永六輔【えいろくすけ】氏は「手紙は片目でも読めるように大きな字で書くよ」と言い、友人たちは「おしゃれ目の会」を結成し、義眼をプレゼントしてくれたのです。
ガン再発の可能性は皆無でなく、体力も落ちてきているという現在、「中年からの人生を前向きに考えるようになったのは、これもガンのおかげかな」と言うピーコさん。病によって得るものは多くあったと強く語ります。
苦難を経た結果、大きな宝物を得ることがあります。苦しみを苦しみと捉えるだけではなく、「このおかげで」という心で、人生に幅を持たせたいものです。
今日の心がけ◆日々の生活に感謝します

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