雑踏【ざっとう】の中で肩が触【ふ】れた時に、当事者同士【とうじしゃどうし】が睨【にら】み合って口論【こうろん】となったり、挙句【あげく】の果てにはつかみ合いになる場合を見かけます。
咄嗟【とっさ】の場合、お互いが被害者【ひがいしゃ】だと思ってしまうのか、それとも少しでも謝【あやま】ったほうが負けだと思うのか、責任をなすりつける場合が多くあります。
重大な過【あやま】ちはもちろん、些細【ささい】な出来事でも、素直に謝るのは当たり前の行為です。当たり前のことがスムーズにできれば、人間関係は円滑【えんかつ】に進むのです。先に「ごめんなさい」と謝ることを、カッコ悪いと思ってはいないでしょうか。
「ごめんなさい」という言葉は粋【いき】なものなのです。「ごめん」は、許す意味の「免【めん】」に尊敬の接頭語【せっとうご】の「御【ご】」がついたもので、本来は許す人を敬【うやま】う表現でした。
「許しを求める」言い方から、やがて自分の無礼を詫びる表現となっていき、相手に自分の心の広さを示すことができる言葉なのです。
日頃から「ごめんなさい」と素直に謝罪できる、心の広さを持ち合わせて生きていきたいものです。
今日の心がけ◆思いやりの心を養います

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