昨年の北京オリンピックのフェンシング競技で、日本人初の銀メダルを獲得した太田雄貴【おおたゆうき】氏。学生時代から現在まで、素晴らしい指導者に恵まれましたが、「今の自分がいるのは心の面で厳しく指導してくれた先輩のおかげ」と言います。
太田氏が、母校・平安高校【へいあんこうこう】フェンシング部のOBであるその先輩に初めて会ったのは、小学校3年生の時でした。トップクラスの実力を持つ先輩から熱心な指導を受け、剣を交【まじ】える楽しさを知りました。
太田氏は中学生の時に、団体戦メンバーに選ばれず、試合の応援もしないで他校の先生と話し込んでいました。その姿を見た先輩から、「選手として強ければ何をしてもいいわけじゃない」と、ものすごい勢いで叱られました。
その言葉が、自分本位の甘い考えから目を覚ますきっかけとなり、真剣に競技に取り組むようになったのです。
思い通りに物事が進むと、人としてあるべき姿を忘れ、高慢【こうまん】な態度をとってしまいます。自分を客観的に見つめて、わがままな心を取り除きましょう。
今日の心がけ◆自分本位の考えを捨てます

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