落語というと、高座【こうざ】に上る噺家【はなしか】ひとりの世界と思いがちですが、実はお客様を大切にしようと、「連携【れんけい】」を重視しているようです。
三遊亭楽春【さんゆうていらくはる】師匠は「足の不自由なお客様が寄席【よせ】にいらしたとします。すると受付から楽屋に連絡が入り、それをボードなどに残しておきます。私たちがそれを見て、その日一日は足の悪い人が出てくる落語をやらないのです」と言います。
サービスや商品を提供するにしても、売り手は買い手に振り向いてもらって初めて、自社の持つ技術や品質が活かされます。お客様の消費に向けた気分を高め、購買【こうばい】意欲を増進【ぞうしん】させなければ、企業活動が進展【しんてん】することはありません。
企業が部課という単位で仕事を進めるのは、細分化【さいぶんか】された業務を各部署で共有し連携することで、一人ではできないこともうまく運ぶという強みがあります。そのような状況が日常的にある企業こそが、真に強い企業といえます。
お客様や社会のニーズ・状況等【じょうきょうとう】を知ることは、企業の発展に役立ちます。「仕事は一人でやるものではない」という意識を、心に強く留【と】めておきたいものです。
今日の心がけ◆連帯感を大切にします

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