Mさんは、職場の先輩とお酒を飲む機会が増えたことを悩んでいました。先輩が酔うと、延々【えんえん】と愚痴【ぐち】とお説教を一方的に聞かされるからです。
その時いつもMさんは、先輩の話に嫌悪感【けんおかん】を持ちながら、聞くふりをしています。最近では、<先輩の話に耐えるだけの自分がむなしい>という思いから、会社を辞めたいとさえ思い始めていました。
<今度こそは断わろう>と思ってはいても、飲みに誘われると、強く断わる勇気が持てないでいたMさん。ある日、<よし、今日はとことん聞かせていただこう>と意を決し、その日は先輩の話を本気で聞くことにしたのです。
ところが、いつものお説教はすぐに終わり、Mさんが日頃抱えていた悩みを親身【しんみ】に聞いてくれるのです。話が進む中で、先輩が職場での自分を心配してくれていて、お酒の席で激励したかったという意図もわかったのでした。
その日は、二人とも本音で語り合うことができ、先輩・後輩の絆【きずな】が生まれました。時には、人の話をただただ聞くことも大切だと感じたMさんでした。
今日の心がけ◆お互いの意図を確認し合います

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