始めは注意深く仕事に取り組んでも、終わりが近づくと、<これくらいでいいだろう>と気が緩【ゆる】み、詰めが甘くなる人がいます。このような人たちの働きぶりを見ると、最後に大きな失敗を招【まね】くことがあります。
「家づくりはチームワーク」を推進【すいしん】する住宅建築業のY社は、大工や協力会社とコミュニケーションを密【みつ】にしながら、家を建てることで定評がありました。
ある日、戸建【こだ】ての家を注文した依頼主から、Y社に突然クレームが入りました。完成間際の家を見に行った際、休憩中の複数の職人が建物内【たてものない】で喫煙をし、しかも吸殻【すいがら】を庭に捨てていたというのです。
依頼主は煙草を吸わず、新しい家に煙草の臭いがつくことを不快に感じたのでした。ちょっとした個人の気の緩みが、それまで築いてきた会社全体の信頼を崩【くず】してしまったのです。
有終【ゆうしゅう】の美を飾るには、最初から最後まで気を引き締めて取り組むことが、何よりも大切であると心しましょう。
今日の心がけ◆最後まで気を引き締めます

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