2011年5月アーカイブ

両親に感謝

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 Nさんは4月から社会人になり、一人暮らしを始めました。希望に胸を膨【ふく】らませてスタートを切り、料理や洗濯なども初めは楽しく取り組んでいました。

 しかし、仕事にも慣れて忙しくなってくると、いつの間にかキッチンには洗い物がたまるようになり、洗濯機にはシャツなどがあふれていきました。

 自分で食事を作るのも億劫【おっくう】になり、外食が多くなりました。すると、家計は圧迫され、体重も増加してしまいました。同時に不満もたまっていったのです。

 そんな時、Nさんは風邪を引いて寝込んでしまいました。心細くなり実家に電話をすると、明るい母の声と父の声が返ってきたのです。

 両親の声を聞くと不思議と安心感が湧【わ】いてきました。その時、今まで料理や掃除、洗濯といった家事は全部母がしてくれていたこと、病気の時などは父が車で病院に連れて行ってくれたことなどを、鮮明に思い出したのです。

 家族に支えられてきた自分を実感したNさん。家族に深く感謝すると共に、生活環境を改めていこうと決意したのでした。


今日の心がけ家族への感謝を深めましょう

一方通行

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 新人のBさんは、職場に慣れようと先輩より30分早く出社して、社内の清掃に取り組んでいました。

 そんなある日、先輩が不機嫌【ふきげん】に「この机を片付けたのは誰だ」と息巻いています。驚きながら「私です」と申し出たBさんは、無断で整理をしたことを酷【ひど】く叱責【しっせき】されたのです。

 先輩が出社してすぐ作業がしやすいようにと、気をきかせて清掃をした机だったため、叱責されたBさんの気持ちはすっきりしませんでした。

 鬱屈【うっくつ】した気分のまま仕事をしていると、上司のM課長から「どんな些細【ささい】なことでも、一方通行の仕事は仕事とは言えない。自分のやっていることを振り返ってみなさい」と言われたのです。

 一言でも事前に話しをしていれば、このような事態にはなっていなかったと理解したBさん。机の清掃ぐらいと思い、コミュニケーションの基本を怠【おこた】っていたことを反省しました。


今日の心がけ報告・連絡・相談を徹底しましょう

中高年の登山ブーム

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  今日はエベレスト征服記念日です。1953年、ニュージーランドの登山家エドモンド・ヒラリー氏と、シェルパであるテンジン・ノルゲイ氏の二人が、世界で初めて登頂に成功した日を記念して設けられました。

 日本人の挑戦は、1970年に冒険家,植村直己【うえむらなおみ】氏が日本人初登頂を成し得ました。2003年には、70歳で当時の世界最高齢で登頂を成功させた、三浦雄一郎【みうらゆういちろう】氏の快挙【かいきょ】も記憶に残るところです。

 健康増進【ぞうしん】のため、中高年登山がブームとなって久しい昨今【さっこん】、標高の高い頂【いただき】を制覇【せいは】する人もいるようです。

 その背景には、山小屋や登山道の整備、登山用具の軽量化などの性能向上により、登山が容易になってきたことなども挙げられます。しかしその一方で、山での事故を占める多くが中高年といった報道も伝えられています。

 登山の危機管理は十分過ぎるほど行ない、何より安心・安全に楽しく維持できてこその健康登山であることを肝【きも】に命じたいものです。


今日の心がけ安心と安全を見据えて挑戦しましょう

心からの感謝

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 新婚生活をスタートしたAさんは、いつも家事をこなしてくれている妻に対して、毎日「ありがとう」と感謝の言葉を伝えています。

 その習慣を始めた当初は、Aさんの「ありがとう」に妻も喜び、「こちらこそ、ありがとう」という言葉が返っていました。しかし時が経つにつれ、妻の「ありがとう」が返ってこなくなったのです。

 そんな妻の態度に不満を感じたAさんは、「何も言わないのは、不満でもあるのだろうか」と友人に愚痴【ぐち】をこぼしました。

 すると、「そういうお前自身は『ありがとう』の言葉に心を込めているのかな。感謝しているつもりになってはいないか」と言われたのです。

 <しまった・・・。そのとおりだ>と素直に思ったAさん。初心に戻り、心から「ありがとう」の言葉を伝えました。妻はニコッと笑い、言葉を返してくれたのです。

 日頃から私たちは、お礼や感謝の言葉を心から発しているでしょうか。本当に心のこもった言葉だけが相手に届くのです。


今日の心がけ心を込めた言葉を使いましょう

デッドライン

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 入社5年目のN氏は、このところ出社するのが苦痛です。未処理の仕事が山積【さんせき】し、思うように仕事が片づかない日が続いているからです。

昨夜も遅くまで仕事をしましたが、相変わらず未処理の山です。それに比べて周囲の先輩は楽々と仕事をこなし、定時になると揚々【ようよう】と引き上げていくのです。つくづくN氏は、自分の能力に疑問を持つようになりました。
 
そんなN氏を見かねた先輩の一人が、「ゆったりと肩の力を抜いて、仕事の段取りを考えてみろ」と言って、次のようなアドバイスをしてくれたのです。

 「まずは仕事に優先順位をつける。そして締め切りや時間制限などのデッドラインを明確にする。君の仕事ぶりを見ていると、どの仕事も同じレベルでやっているように見える。必要な区別や差別は、仕事をスムーズにするものだ」

 私たちの行なう仕事には、何らかの制限,制約が設定されています。それをバネにして、自分なりの仕事の進め方に流れを作っていくのです。

 個々の業務にデッドラインを定め、切れのある仕事をしていきましょう。



今日の心がけ仕事に制約を設けましょう

世に尽くす

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 世界に誇る「半導体検査装置プローブ」を製作している町工場が日本にあります。83歳の清田茂男【きよたしげお】氏が社長を務める清田製作所です。

 1千分の1ミリの精度が求められるプローブ(探針【たんしん】)は、一流企業でも開発は不可能とされていました。氏は「これができなければ日本の半導体は全滅する」との思いで、赤字を出しながらも世界有数のものを作り出したのです。

 「人から依頼を受けたなら、赤字になろうが時間がかかろうが行動する」と語る清田氏。祖母から授けられた「崖をよじ登ってでも世のために尽くせ」という言葉を守り続けてきました。

 人間が行動を起こす動機として、「人や周囲から頼られている」という感情があります。人のため、世のためと思う心が、自分を突き動かす原動力となるのです。

 企業・店舗の役割として、最終的には商品の製造やサービスの提供に行き着きます。しかしそこに至るには、社員・スタッフによる個別の仕事があります。個の仕事がいずれ世に至【いた】ることを理解し、目前の業務に励【はげ】んでいきましょう。



今日の心がけ世のために働きましょう

幸せを分かち合う

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 昨年末から今年の1月頃にかけて、「タイガーマスク現象」なる善意の輪の広がりが注目を浴びました。

 これはプロレス漫画の主人公「タイガーマスク(伊達直人【だてなおと】)」が施設に寄付を続け、子供たちに夢と希望を与えたことに因【ちな】み、「伊達直人」を名乗ってのランドセルや文房具などの寄付が、一部地域で相次いだのです。

 その報道が新聞,テレビ等で行なわれたことによって、さらに「伊達直人」の輪が全国に広がりました。以前から人知れず同様の善行を続けてきた方々にも脚光が当てられたことは、喜ばしいことだといえるでしょう。

 昔から、困った人に手を差し伸べる行為は「美徳」と称されました。その行為を人知れず行なうことは、「陰徳【いんとく】」として最も賞賛【しょうさん】される行為でした。

 「一日に一回良いことを行なう」と心に決め、それを実行に移していく時、自分も含めた周囲の幸せが増幅【ぞうふく】していきます。目に見える行為、見えない行為の両面で、良いことを実行していきましょう。


今日の心がけ良いことを実行しましょう
  
 Whatは「何?」と具体的な物事や事象【じしょう】を問う言葉で、Whyとは「なぜ?」と物事の理由を問う言葉です。

 What型の思考では、成功体験を模倣【もほう】する傾向が生じ、そこから思考停止が始まります。しかしWhy型の思考は、「なぜ成功したのか」と背景に潜【ひそ】む要因に目を向けることにより、新たなものを生み出す原動力となるのです。

 成功でも失敗でも、「なぜ、そのような結果が生じたのか」を問う作業は大切です。「なぜ」の問いには、現在を未来につなげる役割があるからです。「なぜこうなったのか」を確認し、後悔や慢心【まんしん】をするのではなく、向上の材料とするのです。

 まず、自分が携わった仕事の結果を他人や環境のせいにせず、全責任は自分にあると考えましょう。「自分はどうすればよかったのか」を問う思考が、「次はどうすべきなのか」を模索【もさく】する思考へと転回します。

 自分以外の何かのせいにしていては、進歩も飛躍もありません。今を受け止め、未来への糧としていきましょう。



今日の心がけ結果の意味を考えましょう

電話応対

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 お客様から来る電話の内容は、じつに多様【たよう】です。

 G氏は、お客様から「商品案内を郵送してほしい」との依頼を受けました。<席を外しているFの仕事だな>と思い、折り返す旨を伝えて電話を切りました。

 すかさず上司は「その商品案内の件は部内の全員に周知【しゅうち】したはずだ。なぜ、その場で回答しなかった」と指摘【してき】しました。先方の都合を考えれば、すぐにでも応対するのが最良でしたが、G氏は「Fに任せよう」と悠長【ゆうちょう】に思っていたのです。

 さらに上司から「しかもその商品は、一定基準を満たしたお客様にしか提供できないものだ。まずは案内を送る対象かどうかも、先に確認すべきではなかったのか」と叱責【しっせき】されたのです。

 G氏は単に「商品案内の郵送」としか解釈【かいしゃく】せず、お客様の気持ちや部署の内規を確認することを怠【おこた】った自身の対応を、深く反省したのです。

 電話を受けながらも、<どうせ他人事【ひとごと】だ>という思いが心の奥に隠れていたG氏。その後はしっかりと状況を判断するよう心しています。


今日の心がけ状況判断を確実にしましょう

今日もいいことがある

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 昨年12月、本誌発行元の倫理研究所は『今日もきっといいことがある』を刊行【かんこう】しました。日常生活における実践のヒントを20話に盛り込んでいます。

 K氏は、一日を明るく生活するために、<今日もきっといいことがある>と朝一番で自分に言い聞かせることを始めました。

 ある日、氏は海外に出張することになりました。空港に着くと、自分の乗る便が出発ボードに出ていません。手続きカウンターで「当便は機材到着遅れのため、出発が3時間半遅れます」と告げられたのです。

 K氏は思わず<今日もいいことがあった!>と心の中で呼びました。経由地で7時間の待ち時間があり、どう過ごそうかと考えていたからです。会議での発表内容の確認や意見交換の想定など、細部を詰める時間に充てられました。

 事のすべてがプラスに転換できるものばかりではないでしょう。しかし「いいことがあった」と頭を切り換える柔軟さは、仕事を進める上で不可欠です。

 アクシデントをも喜びに変える秘策が、この言葉にあると感じたK氏でした。



今日の心がけ今日一日を明るく生きましょう

人に倍する努力

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 「オレは地球を2、3周ぐらい回ったよ」と語るのは、元ボクシング世界王者のファイティング原田氏です。

 氏は、「人が10ラウンドのスパーリングをするなら、15ラウンドやった。10キロ走るなら15キロ走った」と言います。「ラッシュの原田」と呼ばれ、打ち合いで根負けしなかった氏のパワーの源は、人を上回る練習量にあったのです。

 「人に差をつけるには、同じことをやっていてはダメだ」とはよく聞く話です。しかし「違うこと」に手を出しすぎても、収拾【しゅうしゅう】がつかなくなります。また、自身の力量を大きく超えた事柄に手をつけても、かえってマイナスを呼ぶものです。

 原田氏は練習量を人の1.5倍取ってきました。その成果に加え、<自分はこれだけやっている>という自信が氏を支えてきたと思われます。

 身体的な「鍛錬【たんれん】」と精神的な「自信」の相乗【そうじょう】効果により、人間の能力は伸長【しんちょう】するものです。自分を成長させられる手法は何なのかを各人【かくじん】が考え、堅実な努力を重ねていきたいものです。



今日の心がけ努力を積み上げましょう

恩返し

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 家の近所の理髪店を初めて訪れたAさん。明るい雰囲気のお店で、落ち着いた声の店主が席に案内してくれました。少しした頃、ふと後ろを見ると、一人の子供が箒【ほうき】で床を掃【は】いています。Aさんが「お子さんですか」と尋ねると、職場体験の中学生とのことでした。

 店主は、「毎年、協力させてもらっているんですよ。でも最近は協力店が少なくなっているようです」と残念そうに話しました。Aさんは声には出さないものの、<世話が面倒そうだから、仕方がないのかもしれない。と思っていました。

 その思いを察【さっ】したように、店主は「私はこの地域に育ててもらったようなものです。少しでも地元に恩返しできればと思いましてね。人間、感謝を忘れたらダメですよ。大変でも創業当時のことを考えれば大丈夫です」と続けました。

 仕事で大きな壁にぶつかっていたAさんでしたが、店主の話を聞くうちに、<こんな時こそ初心に戻ってやり直そう。と思えるようになったのです。

 Aさんは頭はスッキリ、心は晴れやかになって理髪店を後にしました。 


今日の心がけ迷った時こそ初心に戻りましょう



残されたソース

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 帝国ホテルの料理長を26年間務めた村上信夫【むらかみのぶお】氏は、厨房【ちゅうぼう】出身で重役になった唯一【ゆいいつ】の人です。十代で厨房に入った3年間、氏の仕事は鍋磨きだけでした。

 当時、氏と同じように何人もの少年が入って来ましたが、一年以内にはほとんどが辞めていきました。その中で、氏は「日本一の鍋磨きになろう」と決意し、銅の鍋を自分の顔が映るくらいピカピカに磨き続けたのです。

 やがてその働きぶりは、先輩たちの知るところとなりました。使用した鍋が返される時、普通はソースの味が分からないように洗剤が入れられてくるのですが、村上氏にだけは、ソースを残したまま返されてくるようになったそうです。

 それは先輩たちの秘【ひそ】かな応援でした。村上氏はそれを舐めて隠し味を勉強し、一人前の料理人になることができたというのです。

 頼まれごとは「試されごと」といいます。人からものを頼まれる際は、その受けっぷりから仕事ぶりまでが試されています。今置かれている状況を喜び、依頼された仕事を黙々【もくもく】とやり遂げましょう。人生を開く扉は目の前にあるのです。


今日の心がけ頼まれごとを喜びましょう
 
 

日記の効用

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 十年連用日記を常に3冊携行【けいこう】している経営者がいます。一冊は個人的なことを、もう一冊は仕事のことを、三冊目は閃【ひらめ】きや気づきを記録するためのものです。

 氏は日記を3冊つける効用の一つとして、「自分のなすべきことが見えてくる」と述べ、会社経営に活かして業績を伸ばしています。

 洞察力【どうさつりょく】に長【た】けている氏は、その能力を生まれつき持っていたというよりも、目の前に起きる些細【ささい】な現象に着目して、注意深く比較を重ねてきたのです。

 日記や短歌、俳句、川柳などを続けるのは、些細な出来事を注意深く見つめる目を養い、本質を見通すトレーニングをしているともいえます。

 これらのトレーニング法は、継続しなくては意味がありません。なぜなら、継続することによって過去を振り返り、現在との些細な違いが見いだせ、そこから未来や本質が見えてくるからです。

 日記や日報などにある些細な出来事を振り返り、折に触れて自分がなすべきことを見通す洞察力を養いたいものです。



今日の心がけ洞察力を養いましょう
  

裏と表

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 私たちは「目」を使って人や物を見ていますが、実は心でも見ているのです。

 その見方は二つに分けることができます。そのまま美しく肯定的に見るのか、歪【ゆが】んで否定的に見るのかのどちらかです。

 物はそのままでは変わりません。肝心なことは、どのような心で見るかです。例えば歪んだ心で見ていると、その物が思うように動いてくれず、性能も発揮できません。

 人も同じように、そのままで美しいものです。あるがままに見ることで、今まで気づかなかった良いところが発見できます。

 表があれば必ず裏があります。一方的に決め付けて見るのではなく、心のあり方や向け方、見方を、いろいろな角度にしてみましょう。

 こちらの見方を変えただけで、自分自身もそして見られている人や物も、天性が輝くと同時に、取り巻く環境もことごとく変わっていきます。

 前向きな変化にはパワーが宿ります。周囲の変化を自身の活力としましょう。


今日の心がけ物事を善い方へ見るようにしましょう
  
 サラリーマン一年目のT君。休み明けの月曜日は、週末のような「ときめき」はなく、いつも重苦しい気分で出勤をしていました。

 しかし机を並べている先輩のM子さんは、月曜日の朝でも元気一杯で、明るい挨拶をフロア全体に響【ひび】かせています。その元気の秘訣【ひけつ】をT君は尋【たず】ねてみました。

1 月曜に行なうべき仕事を前日にメモしておく。
2 まずは月曜の一日だけ頑張ろうと自分に言い聞かせる。
3 自分の好きなことをする予定を週の半ばに入れる。
4 休日に行なう事柄を決めておく。

M子さんはその4点をアドバイスしました。

 休日というと、昼近くになって起き、何となくボーッと過ごし、そして気づいたら夕方になっていたというのが、T君の生活パターンだったのです。アドバイスを忠実に実行した彼は、その後の出勤態度がガラリと変わったといいます。

 月曜日が週のスタートだとすれば、日曜日は締めくくりの日です。一週間の締めくくり方が、次週の出足の良し悪しを決します。

 日曜を上手に過ごし、さわやかな月曜のスタートを切りたいものです。


今日の心がけよりよい週のスタートを切りましょう
  

入浴剤

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 Aさんは、妻とスーパーマーケットへ買い物に行きました。それぞれに買い物を済ませて合流をした際、妻がとても楽しげな顔をしていました。

 Aさんが「何かいいことがあったのか」と尋ねると、妻は日用品売り場で全国のいろいろな温泉地名入りの入浴剤を買った際の、エピソードを話し出しました。

 「支払いを済ませて返ろうとした時に、レジ係の女性がニッコリ笑って、『全国の温泉に入って、くつろいでくださいね』と言ったの。私も『日本中の温泉に入ってのんびりします』と答えたわ。なんだか楽しい気分になっちゃった」。そのやり取りを聞いたAさんまでも、温かい気分になったといいます。

 「ユーモアは生活の調味料」との言葉があります。マニュアルに沿ったお客様への受け答えは、最低限必要なものです。それに、相手を思いやるユーモアやセンスのよい一言が加われば、その人、その店ならではの魅力になるでしょう。

 そうした思いのある言葉が出てくる元には、「喜んで仕事をしている」「楽しんでいる心」があるはずです。


今日の心がけ思いやりのある言葉を掛けましょう
  

挨拶を返す

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出勤途中のK君は、近所の婦人に「おはようございます」と挨拶しました。しかし彼女はK君のほうを向くことはなく、もちろん挨拶もありませんでした。

 ふだん私たちは、挨拶をされた時に、どのような対応をしているでしょうか。例えば「パソコンから目を離さずに挨拶を返す」「誰が挨拶したかも知らないまま声だけを返す」など、ぞんざいな挨拶をつい返してしまいがちです。

 このような場合、挨拶を返した人は相手顔をよく見ておらず、その反応もわかりません。おそらく、相手の心に届いていることはないでしょう。

 「挨拶上手は付き合い上手」といわれます。よりよい人間関係を築くために、挨拶は欠かせません。それも「する方」と「される方」の双方【そうほう】の思いが伝わって初めて、気持ちのよい挨拶となります。

 相手の挨拶にきちんと応えるためにも、顔をしっかりと見て、明るい表情と明るい声で挨拶を返しましょう。さらに良い職場環境となるはずです。

 甘くなりかちな「返す挨拶」に、確かな意識を向けたいものです。


今日の心がけ相手を見て挨拶を返しましょう
  

本日は、大阪府倫理法人会の第2回 朝礼コンテストに参加
同時に朝礼インストラクターの授与式がありました。

来年の第3回朝礼コンテストには、当社も参加したいものです。

上司も輝く

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入社して3年目のMさん。半年前に総務課から営業事務課に仕事が変わって以来、すっかりやる気と自信を失ってしまいました。

 上司のS係長と反【そ】りが合わずに嫌われていることを、以前の上司だったK課長に打ち明けました。K課長の次の指摘は、Mさんにとって痛いものでした。

 「それは君の錯覚。S係長は部下の好き嫌いはしない男だ。書類で報告していた前と違って、今の部署はいかにスピーディに仕事を回していくかが命だよ」

 さらに、「君は以前の習慣で、報告がワンテンポ遅れがちではないかな。それに、※復命【ふくめい】がすぐにできていないのではないか」と告げられたのです。

 迅速【じんそく】な仕事が要求される部署では、報告の遅滞が大きなロスになります。終了の報告が上がらないと、未決事項として気を配り続けなければならず、次に進めないことさえあります。

 緊急性の度合いを即座に察知し、相手の状況を的確に判断した「活きた報告」は、上司の働きさえも輝かせ、企業を発展に導くものなのです。


今日の心がけ◆活きた報告をしましょう

今日の予定発表

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朝礼では、「今日の予定」の発表があります。なるべく聞く人が理解できるように伝達することがポイントです。

 例えば、専門用語や省略言葉の連発は、他部署の人には伝わらないことも多く不親切です。遠回りのようでも、初めて電話をかけてきたお客様に説明をするように、的確かつ簡潔に伝えましょう。

 連絡を聞く側は漠然と受け流すのではなく、皆の予定を把握し、担当者が不在の際には、代わってお客様に応対ができるレベルを目指します。

 企業は規模も職種も異なり、朝礼の特徴もそれぞれ違います。しかしどの職場でも、共に働く仲間が毎朝のスタート時点で、全体の仕事の予定を確認し把握することは大切です。それが、事故防止と真に効率のよい仕事へと結びつくのです。

 日々、的確な言葉で情報発信をしていきましょう。思わぬ情報を得る機会も増え、他部署との連携,連帯をも実現できるようになるのです。

 企業内における情報は宝です。正確な情報や連絡を意識していきましょう。


今日の心がけ情報共有で効率アップしましょう

好きこそ

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「好きこそものの上手なれ」という諺【ことわざ】があります。<好きなことには、おのずと熱中できるから上達が早い>という意味です。

 初めからできないと決めつけて取りかかるより、「ダメで元々」と※勇躍【ゆうやく】して取り組んだほうが、結果としてよくなる場合が多いものです。

 A君は手作業が苦手でしたが、ある時から精密機械の組み立てをする立場となりました。しかし焦【あせ】れば焦るほど、うまくいきませんでした。

 そんな時、先輩から「早くやろうとか、よく見せようとか思わず、部品や製品を仲間と思って<よろしくね>という気持ちでやったらどうかな。機械も人と同じように生きているよ」と言われたのです。

 それまで「部品は物」としか思わなかったA君は、その言葉にハッとしました。「仲間と思えば愛着【あいちゃく】が湧【わ】いてくる」という考え方を初めて知ったのです。

 それからは苦手意識が消え、心を込めることで集中して仕事に取り組めるようになりました。その結果、取引先から喜ばれる良い製品が出来上がったのです。


今日の心がけ真摯に仕事をしましょう

笑顔の力

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 笑顔になりにくい状況にある時や辛く苦しい時ほど、人は自分のことしか考えられなくなるものです。

 しかし、そのような時こそ、笑顔でお互いを支え合い、絆を深めていく努力が、職場でも家庭でも欠かせないのです。

 一口に笑顔といっても、その内側には様々な心持ちがあります。その中でも大切なのは、相手を思いやる笑顔です。

 人は、自分が誰かに愛されたい、理解してもらいたい、という思いが先に立つものです。しかしその前に、相手を思えるかが大切なのです。まず愛すること、理解しようとすることが、人間関係をよりよくする秘訣【ひけつ】です。

 このような心持ちから発した笑顔は、人に元気と勇気を与え、時として病気を癒【いや】し、絶望の淵【ふち】に立つ人の命を救うことさえあります。

 幸せだから、儲かっているから、楽しいから笑顔になるのではありません。笑顔になるから、状況が好転していくのです。


今日の心がけ笑顔を人に向けましょう
  

習慣化

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私たちは朝、目が覚めたら洗顔【せんがん】をして歯磨きをし、出かける際には家の戸締まりをします。そのような一定の手順で行なう習慣化された行為は、努力や工夫を要さずにできるものです。

 同じように、目覚めたらサッと起きることや、先手で挨拶をすること、ゴミを拾うなどの行為も、習慣化している人にとっては無意識にできます。ところが習慣化していない人には、それらは苦痛でしかありません。

 習慣化していないことを、<さあ、やってみよう>と心に決めて、実際に取り組むには、大なり小なり努力が必要となります。

 とはいえ、慣れるにしたがって、努力に要するエネルギーは減少し、次第に意識をしなくてもできるようになっていくものです。

 何事も、身に付くまで継続していけば必ず習慣化します。ただし習慣化したなら、惰性【だせい】に陥【おちい】らないように注意し、必要な改善を重ねていくことが大切です。

 生活にメリハリを付けるためにも、良き習慣を身に付けていきましょう。


今日の心がけ良き習慣を身に付けましょう
  

母への感謝

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本日は「母の日」です。起源【きげん】は国や地域により様々で日付も異なりますが、日本ではアメリカに倣【なら】い、5月の第二日曜日を母への感謝を表わす日としました。

 アメリカにおける「母の日」は、1907年にアンナ,ジャービスという女性が、母の命日の追悼【ついとう】式で参加者に白いカーネーションを一輪ずつ配ったことが始まりでした。

 ジャービス氏の母は若くして夫を失い、残された娘二人を苦労して育てました。その母の好きな花が、白いカーネーションだったのです。

 この追悼式の主旨【しゅし】に共鳴した百貨店経営者のジョン・ワナメーカー氏が、翌年、店内において「母の日」の催【もよお】しを開きました。

 その行ないは全米に広がっていきました。そしてジャービス氏の提案で、母を亡くした人は白いカーネーションを、母が存命の人は赤いカーネーションを胸に飾り、母の恩を讃【たた】えるようになりました。

 今日は母への感謝の念を、改めて言葉や形に表わしてみましょう


今日の心がけ母の恩に感謝しましょう
 


誰かのために

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 転職先を探していたKさんのもとに、地元の教育委員会から小学校の臨時教諭採用の話がありました。両親と暮らしていたKさんは、これを機に一人暮らしをしながら勤務することになったのです。

 ところが、赴任して一週間も経たないうちに、<仕事が辛い。自分には小学校の先生は合わない。もっと別の仕事があるはずだ>と思い始めたのでした。

 友人に相談を持ちかけたところ、「Kはいつも自分中心にしか物事を考えていないな」と一喝【いっかつ】されました。Kさんの転職は今回が初めてではなく、あれが嫌、これが嫌と理由をつけては仕事を転々としていたのです。

 自分のことしか考えない働きでは長続きしません。<誰かのために役に立ちたい>という気持ちが自身を動かし、そして働きがいを生じさせるのです。

 Kさんは友人の言葉を真摯に受け止め、<子供たちの笑顔のためにがんばろう>との思いで仕事をすると、いつの間にか辛さは消えていきました。

 一つの物事を持続する心を持ち続けたいものです。


今日の心がけ仕事に働きがいを持ちましょう
  

どうしてそこまで

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 薬剤師【やくざいし】のA子さんは、これまで勤めていた病院から転職をすることになり、調剤薬局【ちょうざいやっきょく】で働き始めました。

 1ヵ月を過ぎた頃、薬局長から「あなたは薬剤の仕事に向いていない、何をするにも遅いし、仕事の流れを悪くしている」と指摘【してき】されました。

 A子さんは<なぜ働き出して1ヵ月足らずの自分がそこまで言われるのかしら>と憤慨【ふんがい】し、上司に反論しようと思いました。

 しかし、A子さんは愛読書にある「人を改めさせよう、変えようとする前に、まず自ら改め、自分が変わればよい」というフレーズを思い出しました。<短所を教えていただいたんだ>と、素直に受け止めるようにしたのです。

 さらに自分を変えようと、職場の玄関やトイレの清掃を毎日することにしました。汚れていた個所【かしょ】が綺麗【きれい】になり、心までがすっきりしていきました。

 気がつけば<どうしてそこまで>と思っていた薬局長を嫌う心がなくなり、和やかな会話も増え、今は毎日笑顔で仕事に精を出しているA子さんです。


今日の心がけまず自分から変わりましょう
  

気持ちのよい挨拶

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 私たちは挨拶を交【か】わす際、相手をどれくらい意識しているでしょう。

 日頃何気なく交わしている挨拶ですが、その一瞬の動作で「あなたと共に仕事をスムーズに進めたい」と思わせられるかどうかが決まってきます。まず自分の周りで印象のよい挨拶をしている人を模範【もはん】とするといいでしょう。

 Sさんは「気持ちのよい挨拶をする先輩」の真似をしようと思い、観察することにしました。すると「〇〇さん、おはようございます。今日一日よろしくお願いします」と名前を呼んでから笑顔で挨拶を交わしているのがわかりました。

 Sさんは早速、名前を呼んでから挨拶をするようにしました。すると相手がこちらを意識してくれるので、スムーズに挨拶が交わせるのです。

 名前を呼ばれてから挨拶されると、相手が自分の存在を認めてくれたと感じて、その人により親近感【しんきんかん】が湧【わ】き、よい印象を抱【いだ】くようです。

 日々の挨拶に、ちょっとした工夫を加えて、よりよいコミュニケーションを図れる関係にしていきましょう。


今日の心がけ挨拶に工夫を加えましょう
  
 今年、楽天イーグルスのコーチに就任した田淵幸一【たぶちこういち】氏。野球人として力を発揮できたのは、ある恩師の一言がきっかけだといいます。

 幼い頃から引っ込み思案だった田淵氏に、野球の楽しさを教えてくれたのは、小学校の担任でした。野球の面白さに目覚め、その後法政大学に進学。念願の野球部に入部しましたが、新人は球拾いが日課でバットすら振れませんでした。

 それに嫌気【いやけ】がさした時、氏は「自分のやるべきことは自分でつくる」との恩師の言葉を思い出しました。バッティングキャッチャーを買って出たり、率先【そっせん】して下働きに徹する努力をした結果、ポジションを確保できたのです。

 「やらされている」という気持ちでは、自分の成長はいつまでたっても望めません。自ら積極的にやるべきことを見つけて果敢に取り組むことが、仕事で成果を出す方法の一つです。

 「自分がやる」との気概【きがい】を持ち、与えられた仕事以上の働きを常に心がけていきたいものです。


今日の心がけ自ら積極的に仕事を見つけましょう
  

驚きの光景

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M氏が通勤で使用する駅の連絡通路を歩いていると、いつもとはまったく違う光景に驚かされました。

 連絡通路全体が、同じ広告ポスターで貼りめぐらされていたのです。天井【てんじょう】、左右の壁、そして足元の床にまで、びっしりとポスターが貼られているのです。

 普段から、ポスターが左右の壁に貼られているのは知っていましたが、特に気に留めることはありませんでした。

 ところが通路全体に貼られているため、<何の情報だろう>と興味が湧【わ】いたのです。内容を確認すると、沿線の新線開通に伴なう旅行キャンペーンのものでした。それを見てM氏は、<どこかへ旅行をしたいな>という気持ちになったのです。

 そして、<日々の業務でも、このような大胆な発想が、お客様の心をつかむきっかけになるかもしれない>と気づかされたのでした。

 与えられた業務を堅実【けんじつ】にこなすことは確かに大切です。しかし積極果敢【せっきょくかかん】に発想転換を図【はか】ることで、お客様に強いインパクトを与えることもあるのです。


今日の心がけ大胆な発想転換を図りましょう
  

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